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与謝野における地域活性化を目指す「地域住民と一人の若者」

Writer|遠藤 季夏 Writer|遠藤 季夏
  • 読了目安時間:9分
  • 更新日:2017.6.1

世代を超えるという夢。

-京都Xキャンプ与謝野での活動と将来のキャリアについてはどうお考えでしょうか。

何か新しいものを考えるということが好きで、将来は関わりのなさそうな二つのものを繋げるような仕事に就きたいです。デザインシンキングなんかを仕事に活かせたらいいなと思っています。今やっていることはそれに近いと思います。

-では、大学生活の間にやっておきたいことなんかはありますか?

大学生活中にやりたいこと…あまり考えたことがないですね(笑)でも、Xキャンプというものをやり尽くすっていうことと、今一緒に住んでいるお年寄りの方がちょうど僕のやりたいことの大先輩なので、その方から知識を全てを吸収することですね。

-お年寄りの方と一緒に住まわれているんですか!それだけだと少しピンとこないのですが、どういうことなんでしょう?

今ヨーロッパの方では多いんですけれど、ソリデールと言って共住みという意味があるんですが、高齢者の方はお子さんが自立されて家にスペースが空いていて、一方で学生はお金はないけど家が欲しいという要望があって、その二つが組み合わされているのがこの事業なんです。実際に僕はかなり格安で住まわせてもらっていてお金の面でも嬉しいし、その方が僕の将来やりたい職業をされていたのでその話ができたり、その職業の方々のネットワークに入れて頂いたりするので、それも嬉しいです。やっぱり一緒に住むと、一回会って話すというのとは違う関係になれて、その中で色々吸収できるものがあります。京都府も始めたばかりで僕が一例目なんです。

-夢のある事業ですね! では最後に、今後京都Xキャンプ与謝野としてはどんな風に活動を発展させていくのか教えてください。

団体全体としては与謝野町全体に活動の手を広げることですね。与謝野町はとても広くて、天橋立なんかがある海もあるんですけど、今僕たちは山側でのみ活動している状態で。個人的には、山守があるなら海守もあるんじゃないか、ということで海守プロジェクトを作りたいです。

それから目標にしている「20年」の間って本当に色々なことがあるはずで、1年目に関わったOBOGさんたちがもう40歳になってるってことはお子さんができてるかもしれないですよね。そのお子さんたちの新しい与謝野への関わり方があるなあと。

移住して住むとかも新しい関わり方ですよね。最近日本に来た日本が大好きな留学生の子なんて、Xキャンプに入って、与謝野で就職したいと言ってくれています。嬉しいことです。

20年くらいあると、本当に色々な方面から新しい世代が入ってくるんです。だから、これからの20年間では日本からも、海外からも、たくさんの学生たちに興味を持ってもらいたいです。

突然の出会いからのお願いにも関わらず、色々とお話をお聞かせ頂き、本当に有難うございました。

 

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