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社会人インタビュー

京大、篠原教授に訊く「マイクロウェーブとベンチャー、時々若者の未来」3/3

Writer|妹尾 脩平 Writer|妹尾 脩平
  • 読了目安時間:6分
  • 更新日:2017.11.15

“くじ引き”でたぐり寄せた「太陽発電」。

-そうだったんですね。研究室に配属されてからのお話も聞かせて頂いてよろしいですか?

研究室に配属される際、研究テーマはクジ引きで決めていたんですよ、うちの先生はテーマがたくさんあったので。それで無事に太陽発電のクジが引けたんです。そのクジを外していたら、多分私は今ここにいません。(笑) 

いざ太陽発電の研究を始めると楽しくなってきて、「就職せずに大学院に進むかー」って。そして前期修士課程修了も近づき、「ドクター(後期課程)どうしようかな」と悩んでいた時、先生から「お前ドクターまで行くだろ?就活もする必要ないだろ」って言われて。

そんなこと言った覚えは無かったのに。(笑) そういう風に何となく先生に着いていった結果、今に至るといった感じです。

-それでは、最後の質問をさせて下さい。あなたにとって、「働く」とは?

難しい質問ですね。私自身、「働いている」という感覚があまり無いんですよね。好きなことをやって、好きなことを言って、何故かお給料が貰えているとった感覚です。

私は大学の外に出たこともありませんし。だから、働くというテーマを突き詰めたことが無いんですよ。好きなことをやってお金が貰えたらそれはラッキーだと思うんですが。

-篠原教授は、好きなことを職業にできていて幸運だと思いますし、正直とても羨ましいです。

自分でもそう思います。例えば、研究室紹介に参加せずに松本先生と出会えていなかったら、あるいは、クジ引きを外していたら、今の自分はないわけですから。色々なラッキーとタイミングが重なりあってくれたおかげだと思っています。

-本日はご多忙の中貴重なお話を本当にありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。

 

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