「はたらく」のミスマッチをゼロに。

社会人インタビュー

地方のこだわり食材を世界へ!異色なキャリアが生んだユニークな缶詰作り。

Writer|ビックイヤー編集部 Writer|ビックイヤー編集部
  • 読了目安時間:11分
  • 更新日:2019.1.21

常にやりたいことを仕事に。

-先ほど、アジャイル開発のお話も少し出ましたが、井上さんはIT業界で長らくお仕事をされていたとお伺いしています。

新卒でソフトウェアの開発会社に入社してからカンブライトを起業するまで、2度の転職を経験しましたが、いずれの会社もIT業界でした。

-具体的には、どのようなお仕事をされていたのでしょうか。

まず1社目はCADやCG、VR系のソフトウェアの受託開発を行う会社で、エンジニアとして働いていました。

-エンジニアとしてキャリアをスタートされていたんですね。なぜ、その会社に入社されたのでしょうか。

子供の頃から、ものを作るのが大好きで。

-プラモデルとか?

それもありますが、折り紙とか絵を描くことにも熱中していましたね。あと、中学生の頃には、木を拾ってきて彫刻刀で恐竜とか魚の置物とかを作っていました。

-工作とかも好きな子供だったんですね。

そして、そのまま高校生になって大学を選ぶ際に、当時は建築家になりたかったのですが、ちょうどリーマンショックの直後で建築業界が厳しい状態でした。

一方、各大学で情報系の学部・学科が増えてきていて、これから情報産業が伸びるよ、と言われていたんですね。じゃあ、建築じゃなくて情報を学ぼうと思い、情報系の学部に進学を決めました。

-ものづくりというベースは押さえつつ、将来を見据えて“情報”を選択されたと。

大学に入学するとCGやVRの世界に出会って、「こんなものが目に見えるカタチで作れるんだ」と興味を持つようになって、「これは凄く楽しいので、これを仕事にしよう!」と1社目の会社を選びました。

-1社目の会社にはどの程度の期間、在籍されたのでしょうか。

7年、7年半くらいですね。

-好きなことを仕事にされたわけですが、それでも転職に至った理由は何だったのでしょうか。

特定の分野に特化した受託開発を行っていたので、だんだんと新しい経験をすることが減ってきて、あまり自分の中での成長が見えなくなってきたことが大きいですね。

お客様の要望をヒアリングし、それをお客様が想像する以上のモノを作って提供するということに、喜びというか楽しみ、面白さを感じていたのですが、自分の成長が見えなくなってきたことで、「じゃあ次はメーカーの立場になって、自分が良いと思う商品を世の中に出していく、発信側で仕事がしてみたい」と思うようになり、パッケージソフトウェアのメーカーに転職しました。

-メーカーではどのような仕事をされていたのでしょうか。

そこでは設計を担当していました。コンセプトを作って、開発を進めて、それを市場に投げかけてみて、それでどういう反応があるか、そういう発信側の開発、ものづくりに携わっていました。

-メーカーにはどの程度の期間、在籍されたのでしょうか。

5年ちょっとです。

そこも企業買収があって、受託開発の体制に変わっていくことで、メーカーというよりSIer的な会社に変わっていきました。

そのため自分がしたかった発信側のものづくりができ難い環境に少しずつ変わっていきました。

-企業買収により体制が変わり、メーカーとしての色が薄れてきたということですね。結果、2度目の転職をされたと。

そうですね。

-3社目はどのような動機で会社を選ばれたのでしょうか。

これまで受託⇒メーカーとキャリアを歩んできましたので、じゃあ次は1つ1つの商品ではなく、事業そのものを作ることがしてみたいと思い、Webマーケティングを手掛けるベンチャー企業に転職しました。

ただ、そこも一部上場を目指すタイミングにかかってきて、いわゆるベンチャー的な動きが難しくなっていきました。

もちろんベンチャースピリッツを持った方は社内にたくさんいたのですが、上場を目指すとなると、どうしても売上の数字を確実に積み重ねていく必要がありますので、リスクを負いづらくなります。

そのため新規事業のプランなども出していましたが、タイミング的に少し余裕を持てておらず、立ち上げまで持っていくことができませんでした。

-なるほど。

ちょうどその頃に今のカンブライトの出資者の方と知り合って、起業の際には出資して下さることになったので、自分で事業ができる、こんなチャンスはそうそうないなと思って、思い切ってベンチャー企業を退職させて頂き、カンブライトを作りました。


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