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社会人インタビュー

地方のこだわり食材を世界へ!異色なキャリアが生んだユニークな缶詰作り。

Writer|ビックイヤー編集部 Writer|ビックイヤー編集部
  • 読了目安時間:11分
  • 更新日:2019.1.21

常温で3年もつ缶詰だからこそ。

-先ほど少しお話に出ましたが、カンブライトの出資者の方と知り合われたキッカケは何だったのでしょうか。

自宅でTVを見ていたら、その出資者の方が出演されていて、社会起業家を募集されていたので、私から連絡をしたのがキッカケです。

-出資に至るまでは、やはり紆余曲折があったのでしょうか。

いえ、その方にメールで「こんなことしたいです。出資してくれませんか?」というのを送って、じゃあ一度会いましょうとなって、実際に会いに行って、15分くらいやりたいことを一方的に伝えたら、「わかりました。では、いつからやりましょうか?」となりました。

なので、事業計画すら作ってないですね(笑)

-そんな簡単に(笑)

最後に出資するにあたっての条件を伝えられ、「あとは井上さんがやるかやらないか決めてください。」と言われました。

結局、6月にそのTV放送があって、7月に出資者の方に会いに行って、8月に会社を辞めて、9月にカンブライトを立ち上げましたから、TV放送を見てから2か月半ほどで起業したことになりますね。

-凄いスピード感ですね。カンブライトの事業構想はいつからお持ちだったのでしょうか。

缶詰自体に注目しだしたのは、カンブライトをはじめる3、4年前からです。

-それは何かキッカケがあったのでしょうか。

パンの缶詰を作っている株式会社パン・アキモトという会社があるのですが、ここが実施している救缶鳥(きゅうかんちょう)プロジェクトという仕組みを知ったのがキッカケです。

パン・アキモトは、賞味期限が3年あるパンの缶詰を企業向けに備蓄食として販売しているのですが、企業が購入したパンの缶詰の賞味期限が残り1年になると、新しいパンの缶詰と通常購入するよりも安い価格で入れ替えられるサービスを実施しています。

そして、入れ替えた賞味期限が残り1年しかないパンの缶詰を食料支援としてアフリカの子供たちなどに無償で配っているんですね。

-なるほど。

これにより、企業は新しい備蓄食を常に確保できるだけでなく、CSR活動、つまり社会貢献活動にも参加していることを謳えます。

また、パン・アキモトは継続して企業に自社商品を購入して頂けるので、経営が安定します。

もちろん支援される子供たちも嬉しい、つまり関わる方々全員がハッピーな仕組みなのですが、これは賞味期限が長く、常温で3年もち、輸送も簡単な缶詰だからこそできる仕組みで、この救缶鳥プロジェクトをTVで見て、「これは凄いな」と缶詰の可能性に衝撃を受けました。

以来ずっと缶詰のことは頭に残っていました。


>> 次頁「日本の一次産業が継続できる“場”を。」

 

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