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「語り」が社会を変える?現役京大生がBAR開業に挑む。

Writer|塩田 かりん
  • 読了目安時間:7分
  • 更新日:2019.3.21

椅子も机もない?!katharsisの見据える未来。

-「語り」というのが他のバーとkatharsisを差別化するいちばんの要素だと思うのですが、それが行われない可能性は十分にあると思います。積極的に語りを促す工夫は何か考えていますか?

バーの空間を工夫しようと考えていますね。

まず椅子とか机を全部取っ払おうかと。だから、リクライニングバーですね。寝転んで話すような形になるので、下にはカーペットとかクッションをおいたり。

あとは「おはなしがき」を用意しようと思っています。「おしながき」ではなく(笑)

-なんか粋ですね(笑)

壁にゴシップ誌をいろいろ貼って、パッと見たときに「最近あれ話題になってるよね」から語りが始まったり。

あとはふんどし同好会の会長とか、こだわりを持った人を呼んで一方向の語りをしてもらおうとも思っています。

他のバーって隣の人と話したりはしますけど、それ以外の人と話すことってほとんどないじゃないですか。だから話しやすいように出来るだけカジュアルな空間にしたいです。

-今、語りBARを開業するために動かれていますが、今後仕事としてやり続けていこうと考えていますか?

まだちょっとそれは考えていないですね。一回大きい企業などを見てみたいので、ビジネスオーナー的な立場になろうと思っています。

自営業でやるとなると、その人がいないとそのバーは成り立たない。ただ、僕はこのモノ自体に価値を感じているので、他のところにも広めていきたいんです。継続はしたいけど、その中にずっといるわけではないかなと考えています。

-どんどん展開していくことを目指しているのですか?

そうですね。たとえば東大だったら別の価値観があるので、そこで新たな語りが生まれると思いますし、それこそ京大の店舗と繋げられたりしたらおもしろいかな。

僕は一歩引いたところから見たいですね。最初はもちろん直接かかわっていきますが、そこから少しずつ広めていきたいと思っています。

-今後、バーを経営していく上で考えられる課題はありますか?

開業資金もですが、協賛の企業さんを獲得できるかも課題ですね。協賛になってくれる企業があれば社会人と喋れる場になると思うんですけど、そこに広めていくのが難しいです。

あとは、京大生がこのバーにどれだけ需要を感じているのかなって。今、語りが大事だと考えている人は少ないと思うんですよ。僕らが語りの重要さをむしろ気づかせようとしているので。そうなると、まず来てくれる京大生が少ない。そこをうまくみんなに広めていくのが大きい課題になるかなと思います。

-広報面が課題になってくるんですね。本日は貴重なお話をありがとうございました。『語りBAR katharsis(カタルシス)』の成功を期待しています!

語りBAR katharsis(カタルシス)
5月初旬に百万遍周辺で開店予定!詳細やご質問は以下の連絡先まで!
語りBAR katharsis 代表 山本 周雅
katharsis.katarubar@gmail.com

 

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