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Twitterで就職先を募集?機械学習の実力者が築く新しい就活の形。

Writer|塩田 かりん
  • 読了目安時間:6分
  • 更新日:2019.3.25

お金より、自分が楽しいと思ったことができるか。

-小南さんはどんなきっかけで機械学習を学びはじめたんですか?

正直、最初から機械学習をやろう!という強い動機があったわけじゃないんです。理学部の生物系に行くのが決まったのはいいけど、やることもないなって思っていたとき、たまたま書店で見つけた『ゼロから作るDeep Learning』っていう本を、なんとなく買ったんです。ほんとになんとなく。

本を読んで勉強していたらコードも書けるようになってきたので、もっと進んだ勉強がしたいと思うようになりました。そんな時、たまたま学内で募集されていた日立製作所の学生研究員のアルバイトを見つけて。出してみようかなぁって思って出して、面接を受けたら通ったんです。

そんなこんなで機械学習にずぶずぶになっていったって感じですね。

-最初から明確に「これをやる」って決めていたわけじゃなかったんですね。

そうですね。計画的というよりむしろ好奇心に基づいてトントンと進んでいっただけっていうか。それは今も同じで、機械学習を究めたいからというよりは、コンピュータサイエンス自体が楽しいからやっています。最近はネットワークやセキュリティ、OSあたりも勉強しだして楽しくなってきました。

機械学習を専門としつつも、好奇心の赴くところにどんどん手を出していますね。

-なるほど!どんどん行動して、いろんなスキルを得たからこその、「新卒800万円」だったんでしょうか?

それちょっと炎上みたいになったんですけど(笑) 

日立製作所での研究員経験、留学の際に行ったクラウドファンディング、あとは機械学習の本を執筆したり、「普通の学部生がやらないこと」をたくさんやって、積み上げてきたって感覚があったわけです。

そこで、「ちょっと強気に出ても面白いんじゃないの?」ってなって、やってしまったと。笑

-私はすごくいいと思います(笑) 個人的にはあの意図としては単純にお金が欲しいだけじゃなくて、他にも理由があるんじゃないかなって思っていたんですが。

まぁ正直、お金自体にあんまりこだわりはなくて。好奇心ありきで動いてきたので、理想的な将来のライフスタイルとしても、お金がいくら貰えるかよりも「自分が楽しいと思ったことが出来るか」に重きが置かれているんですよ。

僕もともと大学院進学を考えていたんです。それでいざ就活の年次だってなったときに、仲良くさせてもらっている修士の先輩に、「もし俺が就職するとしたらどれくらいの値打ちがつくと思う?」って遊びで聞いたんです。そしたら、「800万くらいいけんちゃう??(笑)」って。

それでTwitterで「新卒800万円欲しいっ」て書いたらちょっとバズって、2社から実際に「出しますよ」って連絡がきました。

-「新卒800万円」が高い!って声とか賛否あるのかなと思うんですが、小南さんはどのようにお考えですか?

もちろん賛否両論あって、とくに内資企業、エンジニアではない高齢の方などからすると、「新卒で800万円?なめてんじゃないの?」ってなることもあるみたいです。でも逆にエンジニアの人たちは「もっと狙ってもいいんじゃない?」って言ってくれました。

まぁ色々意見はあるんですが、結論から言うと、新卒で800万円欲しいですって言って自分を売り出してみたら、トータル8社くらいオファーしてくれているっていう状況ですね。


>> 次頁「自分よりも「圧倒的に強い人たち」を。」

 

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