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強豪私大野球部と渡り合う「進化し続ける」京大硬式野球部の秘密。

Writer|小林 亜湖
  • 読了目安時間:7分
  • 更新日:2019.4.22

京大ならでは?ここが面白い、京大硬式野球部!

-やっぱり頭脳明晰な京大生が集まってる分、練習メニューとかは論理的に分析して決めていたりするのですか?

そんなことないですよ。ある程度は、だいたいこれっていう型のようなメニューに沿って練習してます。あとは必要に応じて前試合での反省点や次試合の対戦相手の対策を踏まえて、練習内容を足したり引いたりとかですかね。大枠の練習メニューは基本的に一緒です。

京大ならではって言ったら…データ分析は強いかもしれないです。データ班がExcelを駆使して相手チームの試合を見ながらデータ解析してます。傾向とか、いろんな情報分析して…少しでも勝率を高めるために奮闘してます(笑)

でもやっぱり練習に勝るものはないので、自分で自分の課題をきちんと見極めて自主練に励んでます。自分でしっかり考えて練習する。これが一番大事ですね。

-関西野球連盟の中で唯一の国立大学ですよね。他大の野球部にはスポーツ推薦で大学に入学している有力選手が多く在籍していると思うのですが、その中で実力に差を感じることはありますか?

そうですね、選手の実力差はかなりあると思います。結果自体は19年連続最下位で、リーグの中でも京大野球部は強くはないです。他大は推薦がほとんどで、中高と野球やってきて甲子園に出場していた強豪校の有力選手もやはり多くて。

京大にスポーツ推薦枠がない分、不利な部分は確かにあります。でもそんな厳しい条件下で爪痕を残すために頑張っています。

実際、勝った時の爽快感は計り知れないですよ。

プロのドラフトで指名されるような強豪選手をチームで打ち崩すこともあって…それがとても面白いんです!そしてそれが決して強くなくても、京大野球部でしか味わうことができない魅力だと僕は思っています。

ただ、京大野球部もどんどん強くなってきてて、去年の春は3勝できましたし、期待できる面白い選手もたくさんいるんです。足が特別速いわけではないのに守備範囲のとても広い選手がいたりして。打ったボールの音で、どこに落ちるかがわかるみたいで、とにかくすごいんです。

あとは、京大野球部からプロの野球選手になった田中英祐さんという方がいらっしゃるんですが、その人の投球数に追いつきそうな選手もいて。そんな訳で今年は最下位脱出っていうのも目標に頑張ってます。

-ありがとうございます。最後に広報担当として伝えたいことはありますか?

はい、4月6日から関西野球連盟の春季リーグが始まっていまして、4月13日から京大野球部も試合が始まっています。 高校時代に甲子園で活躍していた選手の活躍が見れたり、奇想天外な展開を目の当たりできたりなど、大学野球には大学野球の見どころがあります。

是非、球場まで足を運んで応援お願いします!試合日程はこちらになります。

-本日はお時間いただきありがとうございました。春季リーグはもちろんですが、これからも頑張ってください!

 

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