人事部のヒトリゴト
vol.018 外資系企業への就職について
Writer|Taketo.S |
- 読了目安時間:2分
- 更新日:2017.6.13
今回からは、筆者が面接・内定経験のある業界毎に特徴や面接の様子、また労働環境についてまとめていきたいと思います。まず、本項では、外資系企業への就職における面接に焦点をあてて解説します。
面接は英語?
これは筆者が上述した企業のうちの一つの転職面接を受けた際の話です。この企業は日本法人を設立してからすでに数十年と経過しており、また社屋も自社ビルとして購入しており、典型的な外資系企業からは相違している部分がありました。
しかし、いざ面接となると、人事部の方と最初に挨拶を交わし、今から現場の担当者とアジアのマネジメントを行っているアメリカ人が来ると告げ退出してしまいました。もちろん、アジアのマネジメント担当は日本語もある程度理解しているのですが、社内公用語が英語であった為、込み入った話しになると英語での説明が必要でした。
従って、外資系の転職面接では「日本語での面接が基本」であると想定出来ますが、同時にイレギュラーで英語を話す必要があるケースがあるというわけです。
どんなタイプが好まれる?
ずばり、「利益に貢献出来る方」です。それを理解して頂く為には、まず「外資系の文化的特徴」を説明しておく必要があります。外資系がドライという風に評される一因として、利益優先主義が挙げられるかと思います。これは、外資系企業の構造から来る思想です。例えばアメリカに本社がある企業の日本法人であれば、とにかく単年での利益確定が要求されます。
また日本法人へ出向しているアメリカ本国の社員はマネージャーやディレクター、バイスプレジデント等の役職で来ていますが、自分の少ない在籍期間に利益率が低下する事を極端に嫌がるケースがあります。(資本投資、事業投資も利益率の低下に繋がります)
つまり、そういった瞬発力のある利益貢献が出来る人材を求めていると言っても問題ないかと思います。瞬発力とは即効性のあるという事、つまり即戦力である事が好まれると言い換えることが出来ます。
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Follow @bicyear大学卒業後、外資系通信キャリアへ入社。その後、大手広告代理店、財閥系金融機関と業界の異なる企業への転職を成功させ、キャリアを構築。各企業で新卒、既卒、中途の採用業務にも従事しており、採用する側、される側の両方を深く理解。
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