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人事部のヒトリゴト

vol.031 筆者が感じた大企業の「悪い点」

  • 読了目安時間:2分
  • 更新日:2017.11.8

それでは今回は大企業での勤務において、「悪い点」と感じた部分をまとめていきます。これらの一部は、若年層が抱える問題でもあるとも考えられます。

自分が何をしているか分からない

大企業は常に大人数でプロジェクトを回していきます。その中には関係会社や、プロジェクトの内容によっては経営コンサル、ITコンサルの担当者も加わっています。

数十人、多い時には数百人と膨れ上がるプロジェクトの中で、自分が一体どんな貢献をしているのかが分からなくなる事が多々あります。

これは責任を自分一人でかぶらないで済むという側面と、別に自分が頑張っても頑張らなくても結果がほとんど変わらないという側面を持っています。結果として大企業社員は大きな失敗をすることが少なく、平均的なアウトプットを出し続ける優良な歯車へと成長していきます。

成功も失敗も責任の所在が曖昧

上述した通りに、一つのプロジェクトには多数の人員が関与しています。従って、大きく成功した場合であっても、誰か個人が評価される事は無く、全体への評価となる場合がほとんどです。同時に大企業側に属している場合、立場と作業する工程が上位になるので、失敗した場合も責任が降りかかる事は稀と言えます。

スキルが身につかない

同期を含めた若年層の転職者の多くが、「スキルが身につかない」事を理由に辞めていきました。実際に、大企業に属していると、プロジェクトの舵取り役や、事務補助のような役目が多くなります。

筆者自身も、そういった事を経験していくうちにマネジメントの感覚は掴めていったのですが、実際のスキルはほとんど身についていないと感じるようになりました。

また、自分の実力と看板の威光の見分けがつかなくっていくということもあります。大企業の看板でプレゼンが通ったり商材を導入してくれたりしているのに、それを個人の実力だと勘違いしてしまうことで、自分ほどの実力があれば外資系でもやっていけると社外に羽ばたきそのまま飛べずに地面に墜落しまうという人もいます。

役職が年功序列で順番待ち

大企業では、役職が所属していた期間によって決まっていく事があります。10年いたら係長、20年いたら部長、こういった具合です。従って、どれだけ実力があり、昇進を望んでいたとしても会社の評価システムや昇進システムの上では、順番待ちを強いられる事になるわけです。

これをよく思わない人材は転職市場で評価され始める4年目から5年目(26-27歳程度)に転職をしていきます。そういった人材は非常に成績や評価も高かった人材である事が多く、会社にとっては大きな損失となります。同時に中小企業や、ベンチャー系企業ではこういった人材の獲得が急務となります。

業務の無駄が多い

これは、業務をしていく上で必要な人員数や消化する予算が実際の必要数を圧倒的に超過していることが主因です。官公庁向けの業務や、国民生活に寄与する業務(インフラ事業等)を行っている部門に散見されます。

しかし、それらのやり方を社内全体のスタンダードとして、全体的に人員のダブつきを生んだり、必要の無い予算消化をしたりと、社内の効率化を目指している人間にとってはストレスになる可能性があります。

 

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Writer|Taketo.S

大学卒業後、外資系通信キャリアへ入社。その後、大手広告代理店、財閥系金融機関と業界の異なる企業への転職を成功させ、キャリアを構築。各企業で新卒、既卒、中途の採用業務にも従事しており、採用する側、される側の両方を深く理解。