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内定者インタビュー

仕事で人生を“エモく”しろ!外資系大手消費財メーカー内定者の仕事観とは。

Writer|遠藤 季夏 Writer|遠藤 季夏
  • 読了目安時間:12分
  • 更新日:2017.8.3

藤原隆人、京都大学経済学部4回生。東大寺学園卒、京都府出身。外資系大手消費財メーカーのメディカルカンパニーに営業職として内定。人生観が定まらず、苦悩の就活を終えた彼が、悩み抜いた末に定めた就活の軸と、「エモ」に迫る。

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コンプレックスと戦い、悩み抜いた就活。

-本日はお忙しい中お時間ありがとうございます。始めに、藤原さんが内定された会社について少しご紹介いただけますか?

内定を頂いた会社は、世界最大級の総合ヘルスケアカンパニーと言われていて、事業領域はすごく広いんですけど、僕が内定したのは、4つあるカンパニーのうちのメディカルカンパニーです。そこでやるのは基本的にはBtoBの営業、医療機器の病院営業っていうことになります。

-日系企業にも医療機器の製造・販売をしている企業はあると思うんですが、内定先企業の持つ強みはなんなんでしょう。

基本的には品質ですね。業界シェア1位なので、価格競争ができないんですよ。価格競争すると、自社より小さい他の会社も価格競争に巻き込まれて、医療機器業界全体が縮小してしまうので。医療に関してはそれは大問題なので、価格では勝負できなくて、ひたすら「高いけど良い」という売り方をすることになりますね。

あとは、新卒とかの教育もしっかりできていて勉強量が違うから、お医者さんに対する影響力や信頼が大きくて、そういう意味で売れるというふうにしているって感じですかね。

-医療関係の業界の特徴かもしれませんね。では、どうしてこの業界を選ばれたんですか?

正直、あまり業界とか気にしてなくて、本当に行き着いただけっていう感じです。というのも、 1年くらい前に今の3回生と同じように就活を始めて、インターンとかどうしようかなあと思ってたんですけど、スタートダッシュにはちょっと遅れまして。

直前くらいから「やべ、インターンやろうかな」みたいな感じにはなっていたんですが、インターンの大きい波が来る夏には遅れてしまって、結局何もしていませんでした。

内定を頂いた会社のインターンもES出したけど落ちてますしね。家に不合格通知が届いて、クリアファイル見たら綿棒が入っていたのを今でも覚えています(笑)不合格粗品あるんや!とか思いましたもん(笑)

そのあと、いろんな会社をゆっくり見に行って、その過程で特になんのこだわりもなく新聞社やベンチャーも行ったんですけど、そこにも軸はなかったです。

-軸がなかったことで苦労されたりはしなかったんですか?

本当に3月から5月の前半までは混迷を極めましたね。大手日系コンサル会社や不動産会社のインターンも行ったけど、3月になってとうとう就活が解禁されたときには、やっぱり何がしたいかわからないなあ、という話になりました。

それまでの半年くらいも、色々な会社を色々な軸や基準で見て、色々やってきたからわかるようにはなってきたんだけど、じゃあどの軸で決めようっていうのが全然決まらなかったんですよね。

ゼミの先輩と話をしたときにも、 人間像的な部分でも、やりたいこと的な意味でも、この先自分がどうなりたいかが見えてなかったら、その軸も会社も定まるわけがないという話になりました。

でも、それでやっていく中で、 今までの人生で抱えてきたコンプレックスみたいなものに気づいて、そこにすごい直面したというか、向き合わざるを得なくなったんです。

-それはどういうコンプレックスだったんでしょう?

チャレンジしてこなかったということですね。大きな節目でいうと中学受験とか大学受験とか。うぬぼれではないんですけど、中学受験では、東大寺学園という学校に行きたくて行ったわけではなく、 行けそうだから行ったという感じだったんです。

大学も、京都大学に!という夢があったわけじゃなくって、とりあえずみんなが受けるから受けたんですよ。要するに、自分で目標とか夢とかをグッと衝動的に持ったこともないし、掲げたこともないし、だからそれに向かってバリバリ努力して達成したり、失敗したという経験がないというコンプレックスですね。

そういうのをいっぱいやってきた人って、自分にリソースや労力を投下してるってことじゃないですか。その結果がプラスだったりマイナスだったりして、できることできないこと、やりたいことやりたくないことっていうのが見えて行くはずなんですけど、それがなかったんですよ。

そういう経験がなかったから、じゃあ就活になって何がしたいですかと言われても、全くわからなかったんです。

-それを受けて、藤原さんはどうお考えになったんですか?

自分のそれまでの人生に全然納得感がないのが問題だと思いました。納得感がないっていうのは、振り返った時に、あの時はあれに向かって頑張ってたなとか、あの時はあれを目指してて辛かったな、とか、そういう話がなくて、今まで自分がこうやってきましたという確固たるものがないということなんですけど。

京大生だということは、社会的にはすごく賢いねとかすごいねとか言ってもらえることだし、実際すごくそれは感じるんだけど、自分の中では納得してないんですよね。ジャンプがなかったから。だから、社会的に評価されるというだけで会社を選んでも、このままでは納得感がないなと思いました。

そういう中で、 今から何をしようとか、自分にとって働くとはどういうことだとか、そういうことを考える時間が欲しいなと思ったんです。人生観的な意味では、大学生活3年くらいを正直無駄にしているから、今からはそういうことがしたいなと。

会社に求めているものはモラトリアムの延長で。大学もモラトリアムと言われているのにまだ延長するのかよ!って感じですよね(笑)でも大学を無駄にしちゃったことに今更気づいたから、そうさせてもらおうと決めました。

-なるほど。では、モラトリアムを延長させてくれる会社を選ぶという感じだったんですか?

そうですね。でも、今まで何もしてこなかったというコンプレックスを解消するのに時間をかけていたら意味がないので、5年そこそこでバリバリ成長できるところに行こうと思いました。

ただ、だからと言って、安定を捨てるのは嫌だし、年収低くていいかと言われるとそれも嫌で、かつブラック企業も嫌、そういう働き方は性に合わないとも思いました。もちろんバリバリ働くことで納得感が得られるという意味ではいいんですが、時間がないと人生観とかそういうことって考えられないと思うんですね。

そういう感じで会社を探していたから、面接の段階でも、言うことを決めて行ったこともないし、事業の話もほとんどしたことがなくて、この話をしてるんですよ。

今までは本当にしょうもない人生を送ってきたと思うけれど、これからは変えたいし、 10年後くらいに振り返った時に、いつを振り返っても頑張っていたなと思えるようにしたいんです、と。

あとは、働いていく中で、働く姿勢や考え方・人生観を身につけていくっていうのを全ての目標にするということも伝えていました。だからこそ、こういうことを話した時に真摯に相談に乗ってくれるような会社がいいなと思って、興味を持ってくれるかどうかはすごく気にしていましたね。

-では、人で選んだというのが大きいんですか?

はい。 一方で、改めて内定とかをもらった時に、仕事は自分のためにするんだったら、仕事の内容的には社会的に貢献できることがいいかなと。

それに、人のために考えている人は、自分のあり方もよく考えていて自分のことが固まってる人が多いし、だからこそ話をよく聞いてくれる人も多かったので、自分も、いわゆる社会貢献・人助けと言われることをやることで、自分の人生観も出来上がっていくというサイクルを作ろうと思っています。

業界柄お節介な人が多いのか、初めての電話で二時間も話聞いてくれる方もいて。 あとは、会社の中でもそういう相談をしたいので、ロールモデルになる人がいたらいいなというのもありました。


>> 次頁「自分を認められるようになったのは、苦しみがあったから。」

 

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