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ただ目立つのではなく“見てくれる人”を考えた発信を。日野湧也が考えるPR戦略とは。
Writer|ビックイヤー編集部 |
- 読了目安時間:8分
- 更新日:2017.11.2
「見てくれる人」を考え、変化を加える。
-ところで日野さんはなぜ、こんなに注目してもらえるんでしょう?前に出たい、どんどん自分や自分のサービスとか何かをアピールしたいって思ってる人はたくさんいますよね。そういった人と日野さんは、どこが違うと自分で思っていますか?
行動力です。これに尽きると思います。やっぱり皆どこかで遠慮してますよ。僕は都会の真ん中、新宿でキャップ投げのパフォーマンスをやったりとかもしますし、テレビも今はいくつも出させてもらっていますが、それでも意欲的にどんどん出たい番組のオーディションに応募してるんですよ。
でも、ただ闇雲に出ていくってわけでもなくて、必ずSNSで公開してからテレビに出ていくっていうステップを踏むようにしています。SNSだと、反応が分かりやすいので。
例えば、実際の例を出すと、最初に僕が作っていた動画はとにかく「カッコイイ」ものにしようとしていました。今でも基本的な考え方は変わっていないんですが。しかし、それを続けるうちに反応が鈍ってくるのが定量的な指標でわかったんです。 だから、動画に変化を与えてみるんです。マーケティングっぽくなりますが、反応を見て方法を変えるようにしています。
-とにかくたくさん行動して、でもちゃんと反応も確かめるってことですね。
もちろんそれだけじゃないです。キャップ投げっていうスポーツを、ただキャップを投げているということに終始した動画にしてPRをしても駄目で。そこにプラスアルファ、動画の編集で面白みやかっこよさを加えたりとか。 「見てくれる人」を意識したものを、それらのターゲット層が見たくなるもの、を意識していますね。
また、僕は武術が得意なので、キャップ投げに武術をプラスして発信していく。これによって、キャップ投げ単体では興味がなかった人が、武術を入り口に入ってきてくれて、キャップ投げに興味を持ってくれるかもしれない。 いろんな分野とつなげていくことで、見てくれる範囲が広がっていくんです。
キャップ投げって、最初はただキャップを投げていただけなんです。家で出来るし、身近にあるキャップを使うことですぐに始められるので、投げることで終わってしまう人がほとんどだと思います。 でも、ここに何かプラスアルファすることでより多くの人が興味を持ってくれるかもしれない。
今は野球のルールをキャップ投げに組み込むことで、さらに多くの層に受け入れてもらえる、注目してもらえると考えて、真剣にキャップ投げのルールを制定しました。 それに、実際に12月3日に京都市立芸大にて、リーグ戦を開催することになりました。
-リーグ戦ですか?どういったものになるんでしょう?
京大の経済学部3年生の森さんが代表をつとめている、AITELL(株式会社アニビアワークスの事業部)の協賛のもと「Kyoto Plastic Series(2017年12月3日)」を開催することになりました。 AITELLは様々な活動をしてるらしいですが、その中でウィッフルボールというものを普及させたいと考えているそうなんです。
それで、代表の森さんからTwitterのDMで連絡がありまして。 コラボって絶対にしたほうがいいと思ってるので、じゃあウィッフルボールとキャップ投げの異種格闘技戦をやろう!となり、今回のシリーズ開催に至りました。
-なるほど。ウィッフルボールの詳細については、次回に予定されているAITELL代表の森さんと日野さんの対談にてご紹介させて頂ければと思います。 本日は長丁場になりましたが、お時間頂きまして有難うございます。
日野さんのTwitterはこちらhttps://twitter.com/wildkumada
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