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ミス・インターナショナル2018日本ファイナリストが語る、“美しさの本質”。《後編》
Writer|遠藤 季夏 |
- 読了目安時間:9分
- 更新日:2018.1.24
ミス・インターナショナル2018日本大会でファイナリストに選出された京都女子大学2回生、中谷萌さん。前編では大会への応募の経緯や普段の学生生活などを中心にお聞きしました。後編では大会に向けた90日間の準備期間で経験したこと、さらにそれらの経験を経た中谷さんの将来展望についてたっぷりとお聞きしています。
まるで部活?華々しさを支える指導の数々。
-心に残る指導とかってありますか?
ありますね!正確には指導とは言えないかもしれないですけど。
初めに顔合わせがあって、オフィシャル画像の撮影をしたとき、今より5kgくらい太ってたんですよ。ミスの中でも細い方じゃなかったので、本当に痩せないと、とは思ってたんですけど、その撮影の合間に「萌〜、大会までに何キロ痩せる〜?」みたいな感じで言われて。
「!!」みたいな(笑) そりゃ言われるな、という気持ちもあったので「5kg痩せます」って言いました。言ったからには痩せないと、と思って、そこからストイックな生活が始まりましたね。
32人のファイナリストに残るというのは、世の女の子が憧れるものでもあっただろうし、そのくらいの意識というかモチベーションもなきゃダメだよ、という意味も込めてだと思います。
-結構厳しいんですね。
泣いてる人もたくさんいましたね。私も、マイナスの感情とどう付き合っていけばいいかわからなくて、その相談をした時に、みんなの前で泣いちゃったりしました。
私の場合はセミナー中に勝手に泣いたっていう感じだったんですけど、スピーチの指導とかウォーキングの指導とかを受けている時に、うまくできないし自分に自信が持てない、って泣いている人は結構いましたね。
-具体的にはどういうことを指導されました?
ウォーキングは笑顔が命なんですけど、水着と着物とドレスではそれぞれ違う見せ方をするので、それはすごく研究しました。
水着はやっぱり露出している部分が多いじゃないですか。だから、一番自分の見せたいところはどこ?って言われました。デコルテを見せたかったり、くびれを見せたい人がいたり、脚の長さだったり、お尻がキュッて上がってるのを見せたい人がいたり、それぞれ見せたいポイントがあるので、それのためのポージングを考えないといけないんです。
それと、着物やドレスに比べて、ハツラツした印象を与えた方がいいので、とりあえず大股に勢いよくリズムに乗って歩きなさいとも言われました。明るい笑顔で、どちらかと言ったら明るい女の子のイメージを見せて、って。
着物は日本の作法だったり仕草だったり、手の先から優雅さを出すのを意識しました。うなじを綺麗に見せなくちゃいけないので、振り返った姿が見返り美人になるようにとも指導されました。
ドレスは最後なので、やりきったことを示して、自分を見て!って感じで歩きました。ただ、ドレスはそれぞれのイメージにあったものを選んでくれているので、すごいタイトな人もいれば、すごいロングな人もいて、それぞれがぜんぜん違う形なんです。
大会前日に自分のドレスを初めて見たんですけど、私のものはすごく丈が長かったので、そこからそれに合わせたウォーキングの仕方もまた考えましたね。
-本当に細やかな指導ですね。動画見たんですが、結構厳しそうで、部活みたいだなぁと個人的には思いました。
本当に部活みたいな感じですね!だから、25歳の方は、一つの青春をまた味わえたと仰っていました。一緒になって必死で頑張って、泣いて笑って、っていうのは本当に青春そのものだと思います。
-だからみんな仲良くなるんですね。
そうかもしれないです。グランプリの方は東大生の方(東京大学工学部物理工学科3年、杉本雛乃さん)なんですけど、尊敬するところがありすぎて、どういうこと?!みたいな(笑)
あんなに綺麗で、パーフェクトボディ賞もいただいてらっしゃって、東大の工学部物理工学科で、凛としていて知的で、もう「ええ…!」って。どういう風に育ったらあんな風になるの?って思います。
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