人事部のヒトリゴト
vol.022 ベンチャー系企業とは?
Writer|Taketo.S |
- 読了目安時間:2分
- 更新日:2017.7.13
今回から、筆者が実際に勤務していた業界と、面接を受けて内定を頂いた業界についてまとめていきます。また、業界毎の就職面接の特徴等も合わせて書き出していきます。まずは面接を受け、内定を頂いたベンチャー系企業からです。
ベンチャー企業の定義とは?
まず、ベンチャーの定義とは、一般的に「新技術や高度な知識・知見」を基に設立された企業を指しているようです。例えば、DeNA(ディー・エヌ・エー)社等も、ベンチャー系と言われています。また、日本では歴史の浅い事業会社である事もベンチャーの定義の要件に含まれています。
シードステージ、スタートアップベンチャー、ミドルベンチャー、メガベンチャー
ベンチャー企業には事業の進度によっていくつかのステージがあります。シードは英語の種の意味の通り、まだ事業体として体力も人的リソースも弱い段階のベンチャーです。スタートアップベンチャーも同じような意味合いですが、すでにVC(ベンチャーキャピタル)や金融機関系の投資会社から投資を受けているような企業だと言うとイメージがつきやすいでしょうか。これはのベンチャー企業はメガベンチャー(サイバーエージェント等)と比較して、社内のシステムや方法論、販路、マネタイズ等、全く決められた物が無いケースが散見されます。
こういった企業への就職は非常にリスクテイクになる場合が多く、同時にかなり高度なスキルや経験が無いと通用しない可能性も高く、ハードルが高い上にリスキーな選択にもなります。
ベンチャー系企業へ就職するメリット
いくつかありますので、箇条書きにしてみます。
・裁量権が大きい可能性がある
・数年で給与が大幅に増える可能性がある
・企業の成長過程を体験出来る
では、項目別に解説します。
裁量権が大きい可能性がある
ベンチャー企業へ就職する場合、ポジションを提示され、明確にミッションを伝えられるケースが多いでしょう。その際、成果を出す為に裁量権が多く与えられ、幅広い決済権等が付与されるケースがあります。
数年で給与が大幅に増える可能性がある
ベンチャー系企業の一つの特徴として、高利益率な商材を扱っている点が挙げられます。これは結果論として、利益率の低い商材では新規参入が物理的に困難である事が要因でしょう。
利益率が高いという事は、上手くいけば多くの報酬を個々人が受け取る機会がある事を意味しています。ベースサラリーは変わらないかもしれませんが、上手く利益貢献が出来れば、それに応じて報酬が変わる可能性があります。
企業の成長過程を体験出来る
大企業では既に仕事の進め方や組織、販路、全てのシステムが固定されている場合が多いででしょう。しかしながら、ベンチャー系企業であれば、それらがまだ試行段階であり、様々な改変を提案出来るケースがあります。それら改変を伴いながら、成長していく過程を実際に体験出来るという事は、起業を目標とする人にとっては非常に有益な予行練習ともなります。
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Follow @bicyear大学卒業後、外資系通信キャリアへ入社。その後、大手広告代理店、財閥系金融機関と業界の異なる企業への転職を成功させ、キャリアを構築。各企業で新卒、既卒、中途の採用業務にも従事しており、採用する側、される側の両方を深く理解。
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