人事部のヒトリゴト
vol.004 業界・企業研究のやり方2
Writer|Taketo.S |
- 読了目安時間:2分
- 更新日:2017.01.5
前回は業界・企業研究の意義について、またそのやり方について定量的に述べさせて頂きました。今回のコラムでは、対になる定性的な概念(数値化しづらい概念)を用いてまとめていきます。
応募企業は自分の嗜好と合致しているか?
あなたはなぜ働くのでしょうか? 何か目的があることは間違いないのですが、その目的は応募先企業で達成出来るのかを考える必要があります。人間は目的の為に行動しますが、行動には常にモチベーションが必要です。モチベーションが低いと行動は抑制され、高いパフォーマンスの実現において障害になります。
従って、なるべく自分の嗜好と合う企業を選択する事が目的達成の早道となります。仕事の進め方(一人でする業務が多いのか少ないのか)、裁量権、インセンティブ制度(目標達成に対する報奨)、休日の過ごし方、等になりますが、より自分の希望と照らし合わせて行く事が重要です。
応募企業で働くイメージが湧くか?
これは私が採用側として面接をしていた際に候補者様に伺う事が多かった質問です。折角入社して頂いても、何かギャップがあり辞めてしまうのでは、企業・人の双方に損失があります。逆にしっかりとイメージをして、その企業で働く自分のイメージを持つことが出来れば、面接でも空疎な受け答えにはならず、明日からでも同じ場所で働く仲間として受け入れる事が出来ると採用担当者に思われる可能性が上がります。
また、企業で働くイメージのほぼ全ては、「業務内容」、「仕事の進め方」、「在籍している人間」と自分自身との関係性で構成されます。
文化レベルが合致するか?
これは先ほどの項目で述べた、働くイメージが湧くかどうかに近いのですが、応募先企業の文化が肌に合うかどうかは長く仕事を続けていく上で大事な事です。面接の際に質問をしてみると良いと思いますが、インターネットからの情報、友人のクチコミなどでもある程度の判断が出来ます。
例えば、どちらかというと体育会系であるといったものや、その逆に文化系であるといったもの。はたまたそれらをミックスしたような、様々な種類の人材が混ざり合っているといったものです。ただ、就業開始時間が各部署間で違ったりする会社の場合は一様ではなく、その部署毎に色合いが変わったりする事が多いですね。
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Follow @bicyear大学卒業後、外資系通信キャリアへ入社。その後、大手広告代理店、財閥系金融機関と業界の異なる企業への転職を成功させ、キャリアを構築。各企業で新卒、既卒、中途の採用業務にも従事しており、採用する側、される側の両方を深く理解。
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