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社会人インタビュー

研究職で得た知見を新規事業支援へ。「インキュベーター」の役割とは。

Writer|ビックイヤー編集部 Writer|ビックイヤー編集部
  • 読了目安時間:12分
  • 更新日:2017.01.26

東京大学大学院を修了後、大手日用品メーカーのR&Dへ入社されたR.Y.さん(30代♀)。学生時代どうしても入りたくて入社された会社を在籍9年で退職された理由とは?

泥臭いことでもやり切る精神力をキープできるかが重要

-お忙しい中、お時間を頂き有難うございます。早速ではございますが、まずは現職のお話からお伺いさせて下さい。

現在はシンクタンクに勤めています。シンクタンクは国と民間企業の両方の仕事を支援します。その中でも私は少し特殊で、新規ビジネスをゼロから育てる仕事をしています。いわゆる、インキュベーター(※)と呼ばれるようなお仕事です。

※インキュベーターとは、生まれたばかりの乳児を育てる保育器の意。そこから転じて、独自の創造性に富んだ技術、経営ノウハウ等を持つベンチャー企業の旺盛な起業家意欲に着目し、経営アドバイス、資金調達へのアクセス提供、企業運営に必要なビジネス・技術サービスへの橋渡しを行う団体、組織を指す。

-国や民間企業から依頼されて、というのが仕事のスタートでしょうか?

もちろんそのような場合もありますが、私たちの部署では私たちがやりたいことを国や民間企業に積極的に提案し、理解して頂き、予算を付けて頂き、一緒に進めて行って頂くという方がメインですね。そのためにプレ調査というのですが、私たちがやりたいことに事業性があるかどうかの調査を1年程度行うことが仕事のスタートになることが多いです。調査の内容は案件により様々ですが、例えばある案件ではベトナムに行って、スーパーでの買い物風景を観察したり、現地の人が実際に食べている様子を見たりしました。

-結構、泥臭いお仕事ですね。

そうですね。特に

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