「はたらく」のミスマッチをゼロに。

人事部のヒトリゴト

vol.003 業界・企業研究のやり方1

Writer|Taketo.S Writer|Taketo.S
  • 読了目安時間:2分
  • 更新日:2016.12.29

就活をする際に必要になるモノの中で自己分析と双璧をなして重要な事が、この「業界・企業研究」と言えますね。これらを省いて面接に臨む事はルールを知らずに将棋の試合を始めるようなモノで、すぐに手詰まりになる事が想定されます。ではその理由と、具体的な方法についてまとめていきます。

なぜうちじゃないと駄目なんですか?

就職面接においてこの質問が一番応募者を悩ませるのではないでしょうか?

インターネットで見つけたから、名前が有名だから、はたまた先輩に紹介されたから・・・。様々な理由が発端だと思うのですが、それをそのまま回答すると面接はお見送りになる可能性が高いです。

なぜならば、採用側は「じゃあ別の企業でもいいですよね」という結論に至るからです。採用担当者が喉から手が出る程欲しい人材であったとしても、役員や社長レベルになってくると、その人材と自社とのマッチングについて重点を置いている場合が多いからです。従って、担当レベルではOKだが、役員以上のレベルになるとNGになるというシチュエーションが発生します。

そうならないよう、その業界、そしてその企業だけが持っている強みや自分にとっての有益性を客観的に分析していきましょう。

競合企業との比較をする

ある企業を分析する際に必ず必要なものは競合他社との比較です。私が一社目でマーケティング担当をしていた際にはSWOT分析(※1)や3C分析(※2)などが基本的なモノとして存在していましたが、ここでは難しい話は抜きにして、まずは箇条書きにしてみます。

※1 SWOT分析とは、目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人のプロジェクトやベンチャービジネスなどにおいて、外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の4つのカテゴリーで要因分析し、事業環境変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法の一つである。
※2 3C分析とは、企業のマーケティングなどにおいて、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の観点から市場環境を分析し、経営戦略上の課題を導く分析ツールのひとつである。代理店などが重要な業界では、チャンネル(Channel)を加えて、4C分析と呼ばれることもある。

志望企業と競合他社の、

・総売上の構成を把握する

・過去5年の売上構成の遷移を把握する

・総売上と社員数、利益率を把握する

他にも比較データはあるかと思いますが、上記程度で問題無いと思います。

では、詳しく解説します。

総売上の構成を把握する

構成を把握するとは具体的に言うと、「何で儲けているのかを知る」という事です。一つの事業だけで総売上が構成されているという企業はあるかもしれませんが、健全な経営スキームであるとは言えません。企業は必ず、事業の先行きを時にネガティブに予想し、様々なオプション事業を打ちたてるモノです。例えばアプリ・携帯向けゲーム会社であれば、ユーザ課金、広告(携帯画面に出るバナーを企業向けに売っています)、そして通販等、多岐に渡る売上構成になっています。

過去5年の売上構成の遷移を把握する

これはその企業と競合他社が5年という期間でどの分野に注力してきたかという事を把握出来ます。そして、現在募集中のポジションと照らし合わせるとその企業がどういう意味合いで募集をかけているかという事も分かります。主力事業の拡大の為、新規事業の立ち上げの為、等が代表的です。

総売上と社員数、利益率を把握する

これはその企業がどれくらい生産性の高い仕事をしているかを知る事が出来ます。それに加えて、一人あたりの仕事量についても概ね把握が出来るので、どういうタイプの人間が向いているかを緩やかに示しているモノとも言えます。

例えば、1000億円の売上に対して、社員数が1000人だった場合、一人あたりの売上は1億円です。そして利益率が20%とすると、一人あたり2000万円の利益を上げているという計算になります。ややザルな計算をしましたが、利益率の高い企業というのは効率的な考え方をする人間(スペシャリスト)を好む傾向があり、その逆は俯瞰した思考をする人間(ゼネラリスト)を好むような傾向があるように思います。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter で[公式] bicyearをフォローしよう!

Writer|Taketo.S

大学卒業後、外資系通信キャリアへ入社。その後、大手広告代理店、財閥系金融機関と業界の異なる企業への転職を成功させ、キャリアを構築。各企業で新卒、既卒、中途の採用業務にも従事しており、採用する側、される側の両方を深く理解。