社会人インタビュー
広告から金融へ。高年収・高離職率の世界で感じた広告業との共通点。
Writer|ビックイヤー編集部 |
- 読了目安時間:5分
- 更新日:2016.08.18
大学卒業後、外資系通信キャリアに入社。1年目からトップセールスとして活躍したT.K.さん(30代前半♂)は20代半ばで大手広告代理店への転職を決意。新天地でも前職と変わらず高いパフォーマンスを示し、キャリアとしても順調そのものだったT.K.さん。しかし、過労による入院をキッカケに仕事に対する考えが変化し、同時に地方の地元への帰りたい欲が強まったという。そんなT.K.さんが次のステージに選んだのはなんとUターン就職での三井生命保険だった。
最悪の場合、会社全体の業務停止も
–本日はお忙しい中、お時間を頂き有難う御座います。保険を含む金融業界に興味・関心のある方は非常に多いと思いますので、ぜひ色々お話をお伺い出来ればと思います。
こちらこそ、よろしくお願いします。
–それでは、まず現在のお仕事の内容を教えて頂ければと思います。
なかなか一言でお伝えするのが難しいのですが、営業部員のサポートに必要となる基幹業務全般を担当する総合職になります。営業部員とは、いわゆる“保険のおばちゃん”です。彼女たちが滞りなく営業活動が出来るよう営業部長と協力し、サポートしていきます。
–具体的にどのようなことをされるのでしょうか。
まずは営業部員への教育(知識やスキルをマニュアルを基に平準化していくこと)です。私たちは保険という金融商品を扱いますので、営業活動にも金融法の厳守が求められます。もし金融法に抵触するような営業行為を行ってしまいますと、最悪の場合、会社全体の業務停止もあり得ます。そのため、万に一つもそのようなことが起こらないよう、各営業部員にしっかりとした教育を行い、必要であれば営業活動にも同行します。
–教育を行うとなると金融法に対する幅広い知識と深い理解が必要になってきそうですね。
保険商品だけに限らず、全金融商品を扱うことが出来るだけの資格取得が推奨されており、そのための教育制度は充実しています。入社後しばらくは資格取得のための勉強しかさせてもらえないくらいです。
–そこまで力を入れておられるということは、金融業界で働くためには最低限必要な資格という認識なのでしょうね。ちなみに1人当たり何人くらいの営業部員を担当されるのですか。
ケースバイケースですが、少なくとも数十人は担当します。
–結構な人数ですね。それだけの営業部員を相手にするとなると色々と気苦労も多そうに思うのですが、気を付けておられることなどありますか。
特別なことはしていないと思いますが、人数が多いのでなるべく公平に接することが出来るように意識はしていますね。
–営業活動にノルマ等あるのでしょうか。
個人ではなく、営業部単位でノルマがあります。そのため営業部員のチームワークも重要になってきます。
–他にどのような業務がありますか。
必要なことは何でもやりますが、人材採用なども行うことが多いですね。
–採用活動ですか。総合職というのは、色々と権限のある立場のようですね。
そうですね、基幹業務全般をやるためにはどうしてもそれなりの権限が必要になってきますから。
–自身がプレイヤーとして営業活動することもあるのでしょうか。
もちろん、あります。なければ、営業部員の方をサポートすることなんて出来ませんから。私自身はプレイヤーとして営業することが好きな方なので、より積極的に出ていくようにはしていますが。
–営業活動する上で営業部員の方と住み分けとかあったりするのでしょうか。
特にそのような規定はありません。ただし中小企業以上の企業や中央会、医師会、医院、医学部などのいわゆる法人営業案件は法人を担当する営業部長や私たちのような総合職の人間が開拓をすることがほとんどです。法人営業のスキルやノウハウを持つ営業部員はほとんどいませんから。
>>次頁「様々な取り組みを個人の裁量で行う」
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