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人事部のヒトリゴト

vol.002 自己分析ですべきコトを理解していますか?

Writer|Taketo.S Writer|Taketo.S
  • 読了目安時間:2分
  • 更新日:2016.12.22

それでは次は実際に自己分析をする場合にするべき事をまとめていきます。いくつかの項目に分けて書いていきますが、総合的に大事な事は「客観性」です。もっと正確に言うと「定量的なデータ」による分析となります。定量的なデータというのは、分かりやすく言い換えると数値で表す事が出来る物という事です。

自分がしたい事を明らかにする

とても稚拙な事のように思えますが、まずはこれが第一歩です。自分が何をしたいのか、というのは意外と把握出来ていない事です。それをいつまでに、なぜ、どのように実現するのか、どんどんと具体的にしていきましょう。出来ればペンと紙を使って書き出していく事をオススメします。

自分がしたいことの大枠を把握したあとは、具体化していきましょう。

長所と短所を明らかにする

日本人は自分の長所を言う事も短所を言う事も苦手な方が多いようですが、就職の際にはそんな事は考慮してもらえませんので、しっかりと自分の長所と短所を理解しておきましょう。

項目別にまとめ方を書きます。

長所
具体的に自分が経験してきた事をベースにして考えましょう。部活であったり、サークル、または学生の頃からビジネスと触れ合ってきたなどの経験があれば、それらの中に居て自分が担っていた役割や、得意だったことから長所を導き出していきましょう!

何度か書くことになるかと思いますが、ビジネスとして会話をする場合、「定量的>定性的」であることを意識しましょう。
例)「忍耐強い」ではなく、「塾講師のアルバイトを3年続けています」など

また、主観的な決めつけはNGです。なるべく客観的な事実に基づいて考えましょう。

短所
はっきりと正直に自分の短所を書く事はしない方が良いでしょう。私も面接官をする際に「忍耐が無く、飽き性で、仕事にムラがあります」とありのままに伝えて頂いた事がありましたが、正直な方だと思う反面、それを自社の製品をプレゼンテーションする際にもされたのでは堪らないとも感じました。

嘘をつくのはNGですが、マイナス点ばかりを強調されても高評価をつけることが出来ません。短所を聞くというのは、その候補者が自分の短所を把握しているかということと、それに対しPDCAサイクル(※)を回せるかということを見ている場合が多いといえます。

※PDCAサイクル(PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ

短所を把握し、それをどのように改善していくのかということを「論理的に」聞きたいというのが面接官の本音と言ってもいいかもしれません。要は、短所も結局は長所に近い部分でプレゼンテーション出来るように準備しておく事が重要だというわけです。

余談ですが、私が新卒面接で聞いた短所でだめだなと感じたのは、「寝坊が多い」「やる気がない」「だらしない」という3つですね。逆にポジティブな印象があったのは、「細かすぎる」「生意気」「なんでもやりたがってしまう」というようなものです。やはりバイタリティを感じる短所のほうが好印象ですね!

 

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