人事部のヒトリゴト
vol.020 外資系企業の居心地
Writer|Taketo.S |
- 読了目安時間:2分
- 更新日:2017.6.20
これは筆者が在籍していた企業での経験からまとめていきますので、全ての外資系企業で当てはまる事ではない旨、前もってお断りしておきます。では、まとめていきます。
筆者は外資系企業の居心地が良かった
私自身の感想になってしまいますが、単刀直入に言うと、外資系企業は居心地が良かったと思います。理由がいくつかありますので、箇条書きにします。
・労働環境
・人と人の繋がり方
・仕事の進め方
・評価方法と報酬支払い制度
では、項目別に解説します。
労働環境
外資系企業の特徴の一つとして挙げられるのが、労働環境です。まず私が勤務していた企業では、一人ずつに1.5畳程度の執務スペースが与えられ、物理的に個人のプライバシーや独立性を実現する姿勢が見えました。また、昼食に行く際や、出社・退社においてもフレックスが採用されており、自由に自分のペースで業務を行う事が出来る環境でした。
人と人の繋がり方
外資系企業では、個人を尊重する気風がある場合が多いです。統一したルールを遵守し、業務におけるパフォーマンスを想定通りに発揮していれば、干渉される事が非常に少なかったように記憶しています。
また、上司より先に帰れないといった事や、休日にゴルフに誘われるといった事は一切ありませんでした。ここがドライと言われる点の一つかもしれませんが、若い社員は非効率的な事を極端に嫌う側面があり、上司については厳しいコンプライアンスを遵守する為に、過度な付き合いを部下に強いる事が少なくなります。結果として、一定の距離感を持って労働する事が出来るというわけです。
仕事の進め方
私の勤務していた外資系企業では、まず利益を生み出す部門と、それをバックアップする部門で仕事に対する取り組み方が異なりました。また、利益を生み出す部門をフロント(プロフィットセンター)と呼び、それを支援する部門をバックオフィス(コストセンター)と呼称していました。
フロントはバックオフィスに比べて、給与水準が高いですが、利益を出し続けないとその部署に留まり続ける事が難しくなります。従って、利益第一主義になり、自分のするべき仕事のみを遂行するようになります。
「ちょっとこれもついでにやっておいて」といった依頼が全く無いですし、そんな依頼は断る事が当然と考えている方が多いのが事実です。
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Follow @bicyear大学卒業後、外資系通信キャリアへ入社。その後、大手広告代理店、財閥系金融機関と業界の異なる企業への転職を成功させ、キャリアを構築。各企業で新卒、既卒、中途の採用業務にも従事しており、採用する側、される側の両方を深く理解。
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