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人事部のヒトリゴト

vol.032 大企業に好まれる人材とは?

Writer|Taketo.S Writer|Taketo.S
  • 読了目安時間:2分
  • 更新日:2017.12.26

就活をする学生の中には大企業への就職を望まれる方が多いと思います。前回は、大企業で勤務する上で感じた悪い点について述べましたが、やはり、そこで勤務するメリットも多く存在しているのも事実です。そこで、今回は一般的な大企業に好まれる人材の傾向についてまとめていきたいと思います。

優等生タイプ

以前述べましたが、やはり優等生タイプが採用のロールモデルになっていると考えていいでしょう。規範を守り、過不足なく業務を遂行するイメージです。また得手・不得手が少なく、広範な業務適性を持っているタイプでもあり、評価されやすいと言えます。

しかしながら、自分が担当している業務に関してはプロとしての知見を有していて、求められればそれを簡潔に説明出来る事が望まれます。

従順な人材

これが面白く無いと考える方も多いでしょうが、大企業では業務を行う際に、自分一人で判断する事は絶対にありません。また、もし効率的な方法論があったとしても、古くからの方法を踏襲する事が良しとされる傾向もあるので、基本的に上長(上司)の指示通りに業務を行える人材が評価されます。

ただ、同時に、常に業務におけるリスクにも目を光らせていて、失敗に繋がる要素を見つけた場合は確実に報告し、相談する事が望まれます。成功につながる要素よりも失敗につながる要素を発見する力、減点方式のマインドが力を発揮する仕事場とも言えるかもしれません。

事務処理能力が高い人材

これは、主にエクセル、ワード、パワーポイントを利用した事務処理を指します。突出した能力が一つあるよりも、確実に事務作業を遂行出来るタイプが評価されやすいと言えます。

理論>実践を受け入れる事が出来る人材

資本金が小さな会社において、プロジェクトが走り出し、利益を生んで初めて評価される事が多いでしょう。つまり、理論も大事ですが、実践が最も大事な事であるとも言い換えられます。

しかしながら、大企業では理論の部分でプロジェクトが終わる事がしばしばあります。しかし理論を構築した事に意義があると評価される為、それに対して疑問に思う人材(利益主義的な人材)は嫌われる傾向があるように思います。

バランス感覚が優れている人材

これは大企業だけではなく、全ての企業で好まれるタイプかと思いますが、大企業では殊更強く望まれる人材と言えます。損を取って得を取るといった事や、社内での調整、折衝、中長期の経営感覚等がこれに含まれます。

言い換えると、マネジメントタイプの人材が好まれるという事でもあります。

 

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