人事部のヒトリゴト
vol.036 就活生よ『外見』を磨こう(前編)
Writer|Taketo.S |
- 読了目安時間:2分
- 更新日:2018.3.15
私が大学生の頃、ビジネス街を歩く大人はとても素敵に見えました。ネクタイを締め、スーツを着こなして颯爽と歩く…。格好いいですよね。
そして、いざ自分が就職活動だということになると果てしなく困りました。ネクタイを締めてスーツを着ても、昔見た『素敵なビジネスパーソン感』がないのです。
どこをどう変えるべきか分からないので、どこか垢抜けない外見のまま就活は進みましたが、今思うとはっきりとどこがダメだったのか?が分かります。
また、その理由についてはあとで述べますが『就活において外見は結構大事な要素の一つ』になります。まずは、皆さんも下記の要領で出来る範囲から手軽に出来る外見のブラッシュアップを始めてみましょう!
スーツはサイズ感が大事
私が面接官として学生さんとお話をするときに第一印象で「あっ・・」と思ってしまうのがスーツのサイズ感です。勿論中身が大事なのは重々承知はしていますが、あまりにも大きいサイズだとか、その逆にあまりにも小さいサイズのスーツというのはやはりだらしがなく見えます。
私の社会人経験からざっくりと業界別に、好まれやすいスーツのサイズ感や色調などをまとめてみますね。
金融
やはり黒かグレーが基本です。華美なストライプが入っているものはNGです。サイズ感にしても、お客様に対してバランス感覚が求められる業界なので、トラディショナルなものがいいでしょう。
腰を絞っていないもので、3つボタンで、上から2つ目までボタンは締め、それでもボックス型ですとんと落ちるシルエットが理想的です。
スラックスは絶対にシングルです。ダブルとシングルについては、調べれば簡単に分かりますが、要は裾の直し方ですね。
メーカー、SIer
金融ほどではないですが、やはり3つボタンのトラディショナルなスタイルがいいでしょう。2つボタンでも特に困ることはないですが、色んな業界を受けると仮定すると最もトラディショナルなスタイルのスーツを軸にして小物で業界ごとに合わせるほうがコスパもいいでしょうね。
外資系
面接で青地にピンスト、茶色の10万円くらいする靴を履いてきた学生がいましたが、その人はちゃんと内定をもらっていたので、そこまで厳しいとは思いません。
逆にセンスを求められるような場面が多いように感じます。そこそこにいい生地で、縫製もしっかりしているもの(と言っても高価なものでなくていいです)を選ぶ方がいいでしょう。スーツはいくつか見るポイントがあって、まず目に入るのは襟ですね。これは太すぎず細すぎず、特異な形状のものは避けたほうがいいです。
あとは胸ポケットも見られることがありますね。オーソドックなものがウェルトポケット(二次元的な形状です)でイタリアのクラシックなスーツなどではバルカポケットが採用されることが多いです。
控えで、品質の良さそうな、少しウィットのあるスーツというのが業界的に好まれやすいように感じます。
ただ、IBMなどは外資系ですが、すでに日系企業のような文化を持っている側面もありますので、日系SIerやメーカーと同じようなスタイルが望ましいでしょう。
後編に続きます。
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Follow @bicyear大学卒業後、外資系通信キャリアへ入社。その後、大手広告代理店、財閥系金融機関と業界の異なる企業への転職を成功させ、キャリアを構築。各企業で新卒、既卒、中途の採用業務にも従事しており、採用する側、される側の両方を深く理解。
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