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人事部のヒトリゴト

vol.035 面接官は「内容」よりも「論理性」を見ている。

  • 読了目安時間:4分
  • 更新日:2018.2.21

賑やかな新年があっという間に過ぎ、2月も終わろうとしています。就活を迎えた学生にとってはついに勝負のとき!といったところでしょうか。今回は、そんな就活で最も重要になる「面接」についてのお話です。

一生懸命書いたES、それを死ぬ気で暗記して臨んだ面接・・・でも手応えはあまりなかった。一人でも多くの学生にそういう経験を減らして欲しいと思うので、ズバリ申し上げると、面接では「内容」よりも「論理性」が重要です。

同じ内容でも、「整理されている」方に加点する

同じように日本の大学に通い、学部という縛りがある中で単位を取得していくと多くの学生が同じような経験をします。サークルや部活も有限であり、アルバイトも、ボランティアも同じです。

一方、面接官は、一日に数十人の学生と話すことになります。集団面接メインの一次面接ではその数は数倍に膨れ上がることもあります。すなわち、就職活動では「自分と同じような経験をした学生が一定数集まってくる」ということを想定しなければいけません。ではどのように同じような経験を差異化させればいいのでしょうか。

面接官は同じような経験を話されることには慣れています。だからこそ、その内容もさることながら、論理性に主眼を置いている場合が多いのです。論理性に着目する理由は明白で、ビジネスを遂行する上で礎になる能力が論理的思考力だからです。論理性と内容が整理されているということには大きな相関関係があります。よって、同じ内容でも整理されている方を採用したいと考えるのは当然と言えるのです。

内容を整理して話す方法とは?

では次は、肝心要の内容を整理して話す方法についてです。これは3つのことに気をつけて話すといいでしょう。
1.結論から話す
2.why?の答えを用意する
3.原因と結果を、出来るだけ定量的に把握する

まず、結論から話すということはビジネスにおいて必携のマインドです。志望動機について訊かれた場合、一言でそれを回答することは難しいでしょう。しかし、たとえば「御社(口頭と仮定しているので御社。文章の場合は貴社です。)の○○というビジネスに興味があるからです。」くらいで区切っておくといいでしょう。

また、さらに印象がいいのは「どれくらい時間がかかる話をするか」を相手に提示してあげることです。私の場合ですと、前もって○分くらいお時間頂戴してもよろしいでしょうか?(5分と言っておけばたいてい8分くらい話しても何も言われません)か、御社のビジネスに興味を持った理由は大別して3つです、と言っておいてアジェンダを示してあげるようにします。

そうすると聞いているほうは、「今2つめだから、次で終わりか」といった具合に人の話を聞くというストレスを軽減することが出来るのです。

次にwhy?の内容を用意しておくということです。○○という経験が御社の△というビジネスや社風に合うと思って、ということを言うならば、確実に「なぜそう思ったの?」という質問が来ることを予定しておかないといけません。

これを想定して面接で言う内容を考えていくと、自然と質問しやすい整理された内容へとブラッシュアップされていきます。

最後に、原因と結果を、出来るだけ定量的に把握するということについです。面接でよく質問項目に挙がるものの一つとして「失敗した経験」があります。一度で成功することがそれほど多くないビジネスの世界において、失敗をどれだけ成功へと結び付けられるかが重要と言えますので、そのマインドをどれだけ持っているかを見極めていると考えていいでしょう。

また、失敗と同じように、成功についても原因と結果の関係性を定量的に把握する、論理的な仮説を立てるということは他の就活生に差をつける点で重要です。

A.成績がずっと上がらなかった生徒がいたが、私が担当になった途端、なぜか分からないが成績が向上しました。
B.成績がずっと上がらなかった生徒がいたが、私が担当になったと同時に「なぜ成績が上がらないか」を項目別に切り分けて分析しました。すると、その女生徒は男性が苦手で当初女性講師を選んでいたが退職してしまい、男性講師になってしまったことで成績が下降した。よくよく分析すると成績もずっと上がらなかったわけではなく、女性講師の時は一次関数的に堅実に偏差値が上昇していた。

上記Bのように、良かった場合においても「その理由」を明確にしておくことで、同じようなケースに応用することが出来ます。

論理性を高めるために

最後に、論理性を高めるために必要なことについて触れておきます。論理性とはすなわち論理ですが、その論理とは元をたどると“演繹的”か“帰納的”かに大別出来ると言えます。小難しい話なので、深く理解したい方はロジカルシンキングやクリティカルシンキングについて書籍を読むといいでしょう。

ざっくりと言うと、「主観的か客観的か」、「証拠があるかないか」という風に理解しておけば問題ありません。志望動機で言うと、私が御社を志望する理由(主観的)は、御社の自由な社風(客観的だが証拠は?)と人の良さ(人がいいとは?主観的?)です、と言う場合、()で補足した通りの「なぜそう思うのか?」というツッコミが待っていると言えます。

論理性を高めると、自然となぜの答えも出てきます。ぜひ高い論理性で、面接官に好印象を与えてみましょう!

 

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Writer|Taketo.S

大学卒業後、外資系通信キャリアへ入社。その後、大手広告代理店、財閥系金融機関と業界の異なる企業への転職を成功させ、キャリアを構築。各企業で新卒、既卒、中途の採用業務にも従事しており、採用する側、される側の両方を深く理解。