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人事部のヒトリゴト

vol.037 就活生よ『外見』を磨こう(後編)

Writer|Taketo.S Writer|Taketo.S
  • 読了目安時間:3分
  • 更新日:2018.3.22

※前編はこちら

広告代理店

面接

私自身も就業経験がある業界ですが、「奇をてらった学生」に対しては「印象が悪い」です。

実際に説明会やテスト会場含めて、奇抜な格好をしている人はいます(私が一番驚いたのは、面接に全身銀色のスーツでサングラスをかけて来た学生ですね)。

広告代理店がマスコミ業界という華やかなものに触れる場所であったとしても、それを仕事にしている会社員が華美で特異である必要はありませんし、営業やディレクターをするにしてもクライアントワークになりますから、誠実な外見が好まれることは言うまでもありません。

アパレルブランドなど

アパレル系に関しては、想像の域を出ませんので、10年程度の社会経験から言わせて頂くと、各ブランドのスタイルに合ったものが好まれるのではないでしょうか。

ただ、ブランドの方向性がいまいち掴めずに、あまりも逸脱した状態になるよりは一般的なスタイルの方が無難かもしれませんね。

ビジネスシューズは、実はいくつも種類があり、縫製の方法から、ウワモノのデザインまで実に10種類以上に分岐します。しかし、就職活動においては無難なものが好ましいでしょう。

色:黒がベターです。
デザイン:プレーントゥ、ストレートチップまで。

極端につま先が細いものはビジネスシューズとは言い難いです。少し丸みを帯びたラウンドのものがよいでしょう。

また、これは私自身も経験があるのですが、家の玄関で靴を見た時「そんなに汚れてないな」と思っても、オフィスに入ると意外と汚れている場合があります。これは外出時に汚れてしまうのと、オフィス電灯のルクスが部屋よりも高いことが多いためです。

念の為、ハンカチーフを余分に持っていき、面接前に汚れがあれば拭き取ると清潔感が増しますので試してみてください。

ネクタイ

ネクタイの巻き方は4種類あります。結び目が小さい順にプレーンノット、ダブルノット、セミウィンザーノット、ウインザーノットです。

もちろん自分自身の好みや、ネクタイの厚みに合った結び方でいいとは思いますが、私が一番オススメするのはセミウィンザーノットです!

様々な厚みのネクタイに対応できますし、結び目(ノット)がきれいな三角形になることや、立体感が出せますので、印象をぐっとよくすることができます。

時計

時計もビジネスの基本ですが、間違えると痛い目にあいます。まず、ベルトはステンレスなどのスチール系一択です。革ベルトも社会人になってからであればいいかもしれませんが、就活ではやめておきましょう。

また、もしも予算が許すならばステンレスのベルトが望ましいです。そこまで見ているのか?と疑問に思うかもしれませんが、面接官は結構見ているものですし、それにステンレスだとそのままビジネスパーソンになったときも利用出来ますので、結果的にはコストパフォマンスが高いと言えます。

そして、これはどのデザインのものを選ぶかに関わらず「華美なデザイン」は避けたほうがいいでしょう。

なぜ外見が大事か

極論を言うと、あなたに入社した日から会社全体にインパクトを与える仕事が出来るというのであれば、あなたがTシャツにハーフパンツでサンダルを履いて面接にきても採用をすると思います。

しかし、そういった人材はほとんどいません。また、そういった人材はおそらくご自身で起業されてビジネスを行っていたりして、画一的な新卒採用を行う企業の面接を受けにくるとは考えにくいです。

言い方が少し悪いですが、私自身の学生時代を含めて、能力というのは「任意のレイヤーごとに画一化されている」と言っても過言ではありません。

中央省庁の人事院面接を受けに来た学生の多くは、(面接時点では)能力に差異がありません。相対的に大幅な加点が難しいのであれば、減点されることを避けなければいけないでしょう。

外見を華やかにしよう、ということではなく、ビジネスパーソンとしてハズレがないスタイルで面接に挑み、身だしなみと中身の双方で最大の評価をしてもらえればベストですね!

 

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