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ミス・インターナショナル2018日本ファイナリストが語る、“美しさの本質”。《後編》
Writer|遠藤 季夏 |
- 読了目安時間:9分
- 更新日:2018.1.24
美しく見えることだけが、美しさではない。
-知的さもまた一つ美の基準になるんですか?
知的な女性が求められますね。日本代表として世界に出しても恥ずかしくないというのもあって、英語が喋れることはすごく評価されるし、上位3人は英語がとてもお上手でした。
-ミス・インターナショナルでは内発的な美しさも求められるとお聞きしたのですが。
食事管理とかは自己責任だったんですが、セルフマネジメントは、セミナーなどでみんなで取り組んでいました。このノート類も、全部メモだったり資料だったりするんですけど、内面の気持ちから入れ替えたら外面の美しさにも繋がるし、内から、考え方から改めようというのが目的で。
-すごいですね。具体的にはどのようなことをされていたんですか?
やりなさいと言われていたのが、ルーティーンチェック表というもので、大会までに毎日これをやると決めたことを毎日できたかできなかったかでチェックしていくんです。
人間の脳って意識的にうごかせるのは3%だけで、残り97%は無意識に動いてると言われているので、習慣がものを言うというか、どれだけ意識的なものを無意識的な習慣にできるかというのが鍵らしくて。習慣化させることで無意識にできるようになるのが一番良いということですね。
-なるほど。何をルーティーンにされていたんですか?
色々ありますけど、毎日の日誌とかですかね。今日の重点目標と、そのために行うこと、今日の良かったことと、もう一度今日をやり直せるとしたらという項目を一ヶ月書いてました。今日を振り返って、今日のバツを明日の丸にできるように頑張ってました。
-日誌ですか。「お父さんにめっちゃ足細くなったって言われた!」「サークルの他のチームの一年生のウォーキングも見てあげる」…本当に細かく書かれてるんですね。
書くことは重点的に指導されました。セルフマネジメント専属の先生もまたいらっしゃって、本もたくさん出している有名な柴山健太郎さんという方なんですけど、その方が私たちのマインドをものすごく変えてくれたんです。
-マインドを変えていく中で何が一番変えづらかったですか?
食事とかに関しては、ジュースとかお菓子とかはもちろんやめていて、まあまあストイックになれたんですけど、こういう毎日やらなきゃいけないということに関しては結構負担になってたりしました。
今まで全然やってなかったことだし、こんなのやる人はマメ中のマメでしかないでしょ!と思っていたくらいだったので、やっぱり日誌を習慣化するっていうのは難しかったかなあ…。
-イヤイヤ書いているのでは意味がないですもんね。
自分のためと思いながらやってはいたんですけど、日誌とルーティーンチェック表は毎日写真を撮ってファイナリストのみんなと共有しないといけないんですよ。 だからやっぱり義務感はありました。
あと、「ニュースを見る・新聞を読む」のところはほぼできてないですね…。時間がないのもあったし、読もうと思えば読めたと思うんですけど、毎日が精一杯でそこまで気が回らなかったりもして。インプットすることがすごく大切だから、本とかはできるだけ読みなさい、と言われていたんですけど。
-それにしても、セルフマネジメントにすごく力を入れてらっしゃいますよね。
これは今年からこんなに色々するようになったみたいなんです。去年まではこんなにセミナーもなかったし、セルフマネジメントとかもなくって、ウォーキングを少し練習してすぐ本番だったらしいので、大会までは各自でやっていっていたと聞きました。
だから、これから続いていくのかもしれないですけど、本当にいい代に当たったなって思ってます。いわばセルフマネジメントの一期生として扱われていて、本当に色々やってもらったから、恵まれてるなぁとひしひしと感じてますね。
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