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「京都工繊大×JR」、駅をアップデートするベンチを手掛けた大学生の想い。
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Writer|前田 彩友子 |
- 読了目安時間:5分
- 更新日:2019.10.29
社会に対して一つでも良いから何かをアップデートする。
-田路さん自身についてお聞きしようと思います。田路さんのインスタグラムのプロフィール欄には「クリエーター」とありますが、それはなぜですか?
今デザインを勉強しているんですけど、自分のことを「デザイナー」と言うのが嫌なんです。僕の中では「デザイナー」は机上の空論を与えるだけで、実際に何もしないというイメージなんですが、「クリエーター」は新しく何かを作り出す人だという認識があります。
僕の好きな広告クリエーターの方で三浦崇宏さんという方がいるんですけど、三浦さんが言うには、クリエーターは社会に対して何かをアップデートする人だそうです。
その言葉にすごく感銘を受け、「クリエーター」を目指そうと思いました。今回の「どっこいしょベンチ」は何もない駅のコンコースに新しくベンチを加え、アップデートすることにより駅に賑わいをつくりだしました。
-「クリエーター」として今後どのように活動していきますか?
今はお店のロゴを作ったり、身の周りで自分のできることをしています。今後は三浦さんのようなクリエーターの道に進んでいきたいなと思っています。
デザインは社会問題を解決することができます。この「どっこいしょベンチ」もデザインによって地域を創生するというデザインの強みが生かされています。そして、今後は解決だけでなく、問題を発見することも意識したいです。
ただ、そうやって今まで学校の課題をこなすとか、その時に必要なことをしていったら、なんでも屋みたいになってしまって、それってあまりよくないなと思ったので、大学院に進み、大学院ではグラフィックを勉強したいです。
でも就職はここに就職しようと思っていると、考え方が寄ってしまって面白くないので、今はあまり考えないようにし、就職までに留学など、多くの経験を通して自分が他人に絶対に負けない武器を見つけます。
>> 次頁「みんなが作ったものが、みんなの使うところに残る社会に。」
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