いつか世界で活躍する「誰か」にSpotlightを。

社会人インタビュー

営業から開発担当に!?サイバーエージェントはやっぱりスゴかった!

Writer|ビックイヤー編集部 Writer|ビックイヤー編集部
  • 読了目安時間:15分
  • 更新日:2016.10.26

やることを考えるのと、実際にやるのと、それをやりきるのは全然違う

–現在は動画制作について、クリエイターとクライアントをネット上でマッチングさせるサービス(いわゆるクラウドソーシング)を手掛けられている会社にお勤めですが、単純にネット上でマッチングさせるだけじゃなく、クリエイターとクライアントの間に入って動画制作のディレクションをされていますよね?

動画制作は手離れが悪いので場だけを提供しても回らないんですね。そもそもクラウドソーシングは基本的に手離れが良いモノしか上手くいかないんです。なので、ディレクションに入っています。動画制作のクラウドソーシングって3社くらいあるんですが、どこもそこは大変そうですね。そのため、どれだけシステムで自動化出来るかが重要になってくるかなとは思います。

–現職では具体的にどういったことを担当されているのでしょうか?

まだ入社して半年程ですが、私自身は広告とかマーケティング全般の提案を担当しています。「動画を使ってブランディングするにはどういう配信をするのが効果的か」であったり、「サイト上に動画を置いたりするのであれば、どういうコンテンツにするのが良いか」であったりを提案しています。

–前職での経験が活きていそうですね?

活きてはいますね。ただ活かしたい仕事がしたいわけではなかったんですがね。新しいことに触れる機会は減るので。

–他の企業も転職先として検討されていたのですか?

そうですね、何社か検討しました。まず上場確度の高いベンチャーということで、GLOBISが投資しているベンチャーに絞りました。その中で、伸びている市場とやりたい業務、一緒に働く人と年収、ストックオプションなどを比較検討して、最終的に現在の会社に決めました。

–現職とは別に、個人的にWebメディアを運営されていると伺いしました。

はい、1つはトレーニングやダイエットに関するWebメディアです。たまたま友達とジムに行っていて、「パーソナルトレーナーの探し方とか分からないよね」みたいな話になって、「じゃあマッチングサイトでも作ってみようか」って話になったんですが、いきなり作っても集客キツそうだったんで、一端Webメディアから始めてみることにしました。もう1つは価格比較サイトです。こちらもたまたま友人と話している中で、「価格.comみたいなの作ってみるか」って話になって。私自身、得した買い物がしたいと思っているんですけど、面倒くさいんで結局コンビニで買っちゃうみたいな生活をしていたんで、「お得な買い物ってイイよね」って盛り上がって始めました。

–いつからはじめられたのですか?

社会人3年目の時に何かカタチにしてみようと思って、2つ同時にやり始めました。

–周りの人も自身で事業などを始められる方が多かったんですか?

「起業したい、事業を始めたい」と言っている人は多いのですが、実際にやる人は少ないですね。サイバーエージェントの同期で考えても、実際にやっている人なんて数人いるかいないかじゃないですかね。

–では実際にやろうと、一歩踏み込まれたのはなぜですか?

口で言うのは簡単なんで、やっぱり行動するのが重要かなと。やることを考えるのと、実際にやるのと、それをやりきるのは全然違いますし、考えるだけではダメだと思っていたので、思いきってやってみました。あとWebメディアだと比較的、事業計画を立て易いので始めやすかったというのも、もちろんあったと思います。確かに初期の投資は掛りますが、どこら辺でブレークイーブンになるかなど、ある程度クリアに見えますから。例えば検索ボリュームが1,000くらいのキーワードを狙うのであれば、1記事の外注費用がいくらで、何記事書けば何千セッションが入ってきて、何PVがあって、広告が何回表示されて、その中で何回クリックされて、など全て可視化出来るので。

学生のうちに絶対にならない、なりたくないと思っている仕事に携わってみることも良い経験

–大学時代には政治家のインターンシップも経験されたと伺いました。政治家になりたいとか、そういった想いがあったのでしょうか?

一切ないです。

–では、なぜ政治家のインターンを?

私はずっとスポーツをやっていて、体育会系の人間だったんですよ。そのため大学でもスポーツでしか目標を見出せなくて、部活に入りました。週5日、朝4時起きを4年間続けました(笑) でも大学って全国各地から色々な人が集まるじゃないですか。中には面白い奴とかもいて、そういう奴らを見ているとスポーツしかやっていない自分に危機感を持ち始めて、「自分も何かスポーツ以外にもやらないと」と思ったのがキッカケですね。でも何をやればいいか分からなくてモヤモヤしている時に、たまたま縁があって駒澤大学のキャリアセンターの人に忘年会に誘われました。そこには駒澤大学出身の著名人がたくさん来られていて、それこそ横浜ベイスターズの元監督の中畑さんであるとか、六本木ヒルズを作った森ビルの常務の河野さんであるとかが来られていて。

–凄い顔ぶれですね。

キャリアセンターが主催していたからだと思います。その忘年会で都議会議員の人とお会いしまして、「何かしたいなら政治家のインターンでもする?」って誘われて、そういう世界を知るのも一つ勉強かなと思い、始めてみました。

–政治家のインターンシップでは、具体的に何をされたのでしょうか?

いわゆる秘書です。なので、打ち合わせなどにも一緒に出ますし、パーティなども一緒に参加させて頂きました。パーティでは、小沢さんとか細野さんとかが普通にいて、「おぉー」って感じでした(笑)

–インターンシップ経験後も政治家になりたいとは思わなかったですか?

はい、全く。なかなかにクリーンじゃない世界も見ましたから。でも学生のうちに絶対にならない、なりたくないと思っている仕事に携わってみるということも良い経験かもしれないと今になって思いますね。


>> 次頁「やることを決める前に、本を読んでも意味がない」

これより先をご覧頂くためにはログインが必要になります。

無料会員登録

社会人インタビュー一覧