社会人インタビュー
東京オリンピックを目指して。省庁でしか味わえない仕事の醍醐味。
Writer|ビックイヤー編集部 |
- 読了目安時間:7分
- 更新日:2016.11.27
目の前の人だけではなく、より多くの人の役に立ちたい
–文部科学省へ就職された理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?
「人を育てる」ということに興味があったことが大きかったと思います。「人を育てる」というと、まず学校の先生が考えられますが、小学校や中学校の先生などのように、自分の目の前にいる人に対して教育を行うというのではなく、幼少期から大人にかけて一貫してより多くの人材育成に携わりたいという想いがあり、それが出来るのは文部科学省だと思いました。また、私は日本文化が好きで、街並みの景観保存などにも興味があり、そういった点からも、文化庁にも行ける可能性がある文部科学省が最適でした。
–民間企業への就職も検討されたのでしょうか?
インターンシップを少し受けに行ったくらいですね。
–教育に興味があったということですが、大学での専攻も教育関係だったのでしょうか?
いえ、私は薬学を専攻しました。当時は漠然と「将来は人の役に立つ仕事がしたいなぁ」と思っていました。医学部か薬学部か迷いましたが、私は薬学部を選びました。本当は建築学科に行きたかったのですが、物理が苦手で建築学に必要とされるセンスもなかったので、建築学科は断念しました。
–医学部ではなく、薬学部を選ばれた理由は何かあるのでしょうか?
確か学部紹介のようなオリエンテーションの場だったと思うのですが、当時の薬学部長が「医師は目の前の患者様しか救えませんが、薬学を学び、将来新薬開発に成功すれば、世界中の人を救えます。」とおっしゃいました。私はその言葉に心動かされ、薬学部に決めました。
–目の前の人だけではなく、大勢の人の役に立ちたいという想いは文部科学省に入省された背景と同じですね。
そうですね。そういった想いは変わらずにあるのだと思います。
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