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社会人インタビュー

メガバンクから外資金融への転身。人種の壁を越えるプロフェッショナルに。

Writer|ビックイヤー編集部 Writer|ビックイヤー編集部
  • 読了目安時間:12分
  • 更新日:2016.12.08

人種の壁をも越えられるプロフェッショナルに。

-アメリカに13年も居られたら、そのままアメリカの大学へ行って、アメリカで就職してとは思われなかったのですか?

それはなかったですね。特にアメリカは日本人と言いますか、外国人が働くには厳しい環境だと思いますし。

-それはなぜでしょうか?

一つは人種の壁だと思います。私には兄がいるのですが、彼はアメリカに住み続けたいと考えていて、じゃあ、アメリカで何の仕事をしようかと考えた際、医者を選びました。医者なら人種とか関係なくドクターと呼ばれますし、人種の壁を越えられる仕事の一つだと考えたんですね。なので、今は医者を目指して頑張っているのですが、やはりそれくらいの高い専門性がないとアメリカで日本人が働くのはかなり厳しいと思います。現職でも昔は日本人が非日系の会社にも営業していたのですが、今ではガラッと変わって、現地の非日系の企業への営業は現地スタッフで行います。例えばアメリカで現地の企業に対して、ピュアな白人が営業するのと、英語が少し話せる日本人が営業するのとでは営業先が持つ印象、安心感が違うと思います。なので、人種の壁って思っているより、ずっと高いハードルだと思いますね。

-実際に多感な幼少期の13年間をアメリカで過ごされて、そのように思われたのでしょうね。

やはりアメリカではどこか遠慮してしまう自分がいました。私自身が周囲の目を気にするタイプというのもあるとは思いますが。ただ、今は将来的にはこの人種の壁を越えられるくらいのプロフェッショナルな人材になりたいと思っています。医者じゃないですが、プロフェッショナルな武器があれば、少なくともその分野では人種の壁を越え、価値ある人材として活躍出来ると思いますので。

-だから今回、外資に転職されるのですね。

そうですね。何かのプロになりたいです。その分野では誰からも認められるような。

-大変お忙しい中、お時間を頂き、色々なお話を有難うございました。

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