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与謝野における地域活性化を目指す「地域住民と一人の若者」

  • 読了目安時間:9分
  • 更新日:2017.6.1

岡本和哉、京都工芸繊維大学2年生。2017年度京都Xキャンプ与謝野学生代表。「鳴滝の森ひろば」に惚れ込み、京都府与謝野町の地域活性化に取り組む学生団体・京都Xキャンプ与謝野で「ナンデモプランナー」として活動中。今年度より同団体の代表を務める。京都府初のソリデール利用者でもある彼が、一人の学生として、与謝野とともに、地域住民と手を取り合って奮闘する中で感じる難しさとその面白みに迫る。

X(エックス)の文字が表す、自分たちの未来をつくる・地域の未来をつくる行動の形。

岡本和哉

-本日はお忙しい中、ありがとうございます。早速質問なんですが、まず京都Xキャンプ与謝野について教えていただけますでしょうか。

もともとは13年前に福井県鯖江市で、河和田アートキャンプというプロジェクトが立ち上がったのが始まりです。この京都Xキャンプ与謝野という活動はそれをモデルに京都府下でローカライズされ、2012年に生まれました。また、姉妹プロジェクトとして京都Xキャンプ美山もあり、こちらは2013年から活動しています。

活動名である、①「京都(与謝野)」、②「X(エックス)」、③「キャンプ」にはそれぞれの言葉に意味があります。
①=「地域名」。すなわち、日本全国どこでも活動可能ということです。
②=「X(エックス)」。未知数としての記号で、集まる学生が学ぶ専門領域であったり、活動内で立ち上げるプロジェクト自体を自分たちで組み上げるなど、地域と学生の科学反応を示します。
③=「キャンプ」。イベント開催など、一過性の活動ではなく、深く地域にコミットする年間を通した活動であることを示します。(キャンプ=仮暮らし)

例えば僕なら、大学で学んでいる工学やデザインを活動に活かしています。それ以外にも建築とか経済とかを活かしているメンバーもいますね。Xには「なんでもできる」という意味があって、いろいろな分野からまちづくりや地域活性化に取り組みたいという思いがこの文字に込められているんです。京都府からの要望の元、候補地域の中から与謝野町で始まって、今年で6年目を迎えます。

-具体的にはどのような活動をしていらっしゃるのですか?

例えば、「山守(やまもり)」というプロジェクトでは、里山の活性化という課題に取り組んでいます。

-なるほど。面白いですね。他にもプロジェクトが?

プロジェクトは参加者が自由に設定できますが、守破離という考え方を基に、プロジェクトを作っています。歴代では、山守・育守・食守・旅守・家守・職守・技守・人守などがあり、守破離の「守」をタイトルに入れて、プロジェクト自体を「造語」で構成している感じです。

本当にいろいろな観点から地域活性化をしていて、基本的には自分たちが大学で学んでいることとか、自分の興味関心なんかをプロジェクト化しています。そういうものと、地域が持ってる問題の重なっている部分を活動のフィールドにしているので、自分たちも学びながら、かつ、地域を活性化していけるんです。

-岡本さんは自分の興味関心と活動内容を重ねているんでしょうか。

僕は基本的に趣味でやっています。僕は山守に入ってて、昨年度ツリーハウスが建てたかったので、地域の大工さんにどうやって建てればいいのかを聞いたりとか、実際に建てる場所に行って一緒に作業してもらったりとかしました。「俺は死ぬまでにどうしてもツリーハウスを建てたいんや!」という元気なおじさんがいらっしゃって、その方とも一緒にやりましたね。

政策学部の人は旅守で観光目的の受け身な旅ではなく、「能動的に旅をしよう」というプロジェクトをやっていたりします。政策学部では旅も政策の一部として学ぶらしくて、それを活かそうと。建築学部の人は、与謝野町で拠点にしている古民家のリノベーションをしていました。

-能動的な旅というと具体的にはどんな旅になるんでしょう?

例えば与謝野町の近くに天橋立があるんですけど、天橋立を見るだけではなくて、与謝野町に寄ってもらってちょっと農業をするとか、ちりめん織りを編んでみるとか。僕たちは与謝野町に長期滞在していて選択肢を提示できるので「何かやりたい!」というのがあれば繋げることができるんです。僕たちはホスト側となって、古民家をゲストハウス化して実際にお客さんに来てもらおうっていうプロジェクトを今年からやろうと思ってます。


>> 次頁「学生が、一から地域の「架け橋」を築き続けるということ。」

 

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