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日本で起きていることを、世界中のオーディエンスと繋げられる国際ジャーナリストに。

Writer|島谷 あかり Writer|島谷 あかり
  • 読了目安時間:10分
  • 更新日:2017.12.5

日本で起きていることを、世界中のオーディエンスと繋げられる国際ジャーナリストに。

-たくさんの国の人を見てきている先輩に伺いたいんですが、個人的には海外の人と日本人の違いをなんだと感じてらっしゃいますか?

私は基本的に個人で見ると大きくはかわらないと思います。国籍に関わらず、親切な人はとても親切。でも、集団になったときに少し違うかなと感じます。グループワークへの取り組み方とか、アプローチが違うと感じます。

日本人の場合、ゴールを先に見定めて一つの合意がとれることを絶対的な目標としているケースが多いですが、海外の人、特にヨーロッパ人は最終的な形は見えないままにとりあえずアイディアを出していって、最後合意が取れればラッキー、みたいなスタンスの場合が多いです。どっちが良いとかではないけれど。

あと最近すごく感じるのは、海外の学生の方が学問に対して積極的な気がします。私が出会った友達は、自分がしている勉強が好きで、私はこういうことを研究しているのって、とても楽しそうに話してくれます。

対して、中国・韓国・日本・アメリカあたりの学生は、競争社会にいるからなのか、義務のように勉強している人が多いようにも感じます。

さっきの話に繋がるけど、日本人は就職など将来何をするかっていうゴールが見えていて、そこに向かうためのアプローチを決めて、行動しているように感じます。

一方で海外の学生からは、とりあえず好きなことをやって、その中から見えてくるものを探すという心のゆとりを感じられます。趣味や興味を追及して、それが将来の道、仕事に繋がっていくのは理想的だな~と思います。

-先輩って結構はっちゃけた生活をしてらっしゃると思うんですが、勉学に対してはすごく真剣ですよね。このギャップはなぜなんでしょうか?

そんな風にうつってるんだ笑

私、多分勉強が好きなんですよね。論文提出前とかテスト前とかにはもう無理だってキャーキャー騒いで、ツイッターに文句ばかり書いているけど、それもなんだかんだ楽しんでいます。気が合う友達も意外とそんなタイプが多いかもしれないです。

普段は飲み会で、間抜けで下世話な話で盛り上がっている関係でも、授業の時は前列できちんとノート取っていたり、ゼミの予習とても熱心にやってきたり。やっぱりどんな人に囲まれているかで、大学生活もだいぶ変わるんじゃないかなと思います。

-そんな先輩の人生観を教えてください。

結構行き当たりばったりです。座右の銘は、Life is journey。人生は旅で、そこでたまたま出逢う人や経験を大切にしたいと思ってるんです。それから、一度きりの人生だから、選択に迷った時は、やりたいと思ったことは迷わずに挑戦するという姿勢で生きています。

岐路に立った時は、こっちに行くとこういう未来が待っているというのを計算しないで、直観的に今私がやりたいのはこっちという選び方をしていますね。これを積み重ねていって、なにかになれたらいいんだけど、将来は不安ですよ笑

-将来どういうことをしたいですか?

小さいころからの夢で、ジャーナリストになりたいです。日本の高校の時に通っていた時、卒業生で新聞記者をされている方が講演会にいらしたんです。南アフリカのアパルトヘイトを取材された方で。

その記者の方のお話や著書がとても面白くて、そこからずっと私もこんな仕事がしたいなと思いました。あらゆる事象を分析してそれを自分の意見を織り交ぜながら発信する、メディアをコミュニケーションのツールとしてうまく使いこなせる人になりたいです。

それと、昔、日本語の弁論をやっていて、その全国大会で優勝したことがあるんですよね。その時は、パレスチナ人で、国籍を持っていない親友について話したんですけど、YouTubeでビデオが共有されたり、原稿が文集として出版されたり、多くの人に共有されて、たくさんの人からフィードバックをもらえたんです。

それがとてもうれしくて、影響力の大きさにも驚かされました。いつかは、国際社会を良くするようなグローバルな課題について報道して、それに共鳴してくれる人が増えたらいいなと思っています。

-本日はお忙しいところ、本当にありがとうございました。

 

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