内定者インタビュー
Amazonの内定を蹴りスタートアップベンチャーへ。大企業志向の彼女を変えたモノとは。
Writer|小林 亜湖 |
- 読了目安時間:8分
- 更新日:2018.5.16
「自分発」で物事を動かしたい。
-その問題を解決する上で大手物流企業のAmazonではなく、あえてスタークスを選んだ理由はなんですか?
Amazonを受けにいったのは物流が人の生活を変えると思ったからなんです。ただAmazon USAの子会社であるAmazon Japanですら、正確な数字は公表されていないのですが、何万人という社員がいるようでして。
だから私がAmazonで頑張ったところで、すぐに世間に大きい影響を与えるのは困難だと考えたんです。やっぱり大きい会社である限り、社長や偉い人に簡単に会うことはできないだろうし、自分もすぐには会社を大きく動かすような偉い立場にはなれないなと。
私の理想は、会社の中で偉い立場になって、会社のお金などのリソースを思い通りに使って、自分のやりたいと思ったことを実行することなんです。
そういった点で、やっぱり小規模で各個人の影響力の強い会社の方が、私にとっては魅力的だったんです。以上をふまえてスタークスのほうが自分が会社に求める理想と合致していて魅力的でしたね。総社員数25人で、同期も5人しかいないので。
結局、大企業の一部分を担うっていうよりは、一から自分でなにかを成し遂げたいなと。
-「率先して引っ張っていきたいと」思うようになったきっかけはありますか?やっぱり昔からそういうタイプだったのですか?
そんなことはなかったです。あ、高校生の時は一応、部活の副部長とかしてました。でもそれは、自分から選んでやったっていうよりは、みんなにお願いされてやることになったって感じでしたね。
もともと私はとても大企業志向だったので。大きな組織の歯車になって、安定した生活を送りたいなって。年功序列終身雇用大好き!って感じでした。(笑)
自分が中心になって物事を動かしていきたいと思うようになったのは、やっぱりAIESECの影響が大きかったですね。
中学で剣道、高校で軽音と取り組んで、大学では何か新しいことを始めたいなって思っていたんですけど。そこで、海外や留学にも憧れがあり、かっこいい先輩もいたのでAIESECに入ることにしました。
AIESECで活動するようになってから、価値観は大きく変わりましたね。AIESECは1,2回生のうちは平メンバーで、「組織の中の歯車」という感じでやっていくのですが、3回生になると事業部長をやらせていただけることになって。それで30人のメンバーをまとめる機会があったんです。
その時は他のメンバーを納得させるため、常に気を張って、ずっとエネルギー全開でいなくてはいけませんでしたね。すごく大変ではあったんですが、同時にとても楽しかったんです。
それから組織の中で、自分が大きく影響する役職でないのは嫌だなって思うようになりました。組織を引っ張って自分の思うものを自分の力で創り上げたいなと。
-それでベンチャーだったんですね。では具体的にどのような点でスタークスさんに魅力を感じたんですか?
私は、物流の仕事をしたいというわけではなかったんです。だからスタークスの事業そのものに興味があったわけではなくて。結局はスタークスの「困っている人を助けたい」という理念に魅力を感じたんです。
取り組む領域は物流じゃなくてもよいのですが、実際に宅配業者さんが物流で困っているという現状があるから。だからこそ物流業界に挑戦しようという会社です。そういう会社のスタイルが好きだったっていうのがまず一つですね。
それともう一つ、この会社の好きなところが、問題を解決するのに新たにリソースを増やそうとするのではなく、既存のリソースの組み合わせを変えることで最適化を図ろうというところです。
もっと効率よくできないかなと考えて事業を行っているところが、無駄を極限まで省きたい私に合っていたんですよ。
スタークスはまだ開業5年目の会社で、だからこそ今後どんどん事業の幅が広がっていく可能性があると私は感じています。
もちろん物流以外の分野でも。それにこの会社は、どこに困っている人がいて、どこに問題があるのかなっていう視点から事業を拡大していく会社です。なんといっても、そのような問題解決に大きく携われることが魅力に感じられました。
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