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中国、カナダ、アメリカ、そして―。数々の海外留学を経た彼女の等身大の思い。
Writer|細辻 あおい |
- 読了目安時間:6分
- 更新日:2018.11.21
出会い続け、学び続ける人生を!宍倉さんの生き方に迫る。
-では宍倉さんご自身についてお聞きしたいと思います。宍倉さんは現在どのようなキャリアを考えていますか?
いい質問ですね。やはり小さい頃から研究職を目指してきたので研究職は今でも一番大きな選択肢なのですが、自分の理想のライフスタイルを思い描いた時にそれだと少し齟齬が生じるな、とも思い始めています。
研究職なら自分が好きな分野を突き詰めることはできるけど、それだとやっぱり出会いや経験に限度があります。仕事は何年も続けるものなので、何年か経っても楽しくやれるかをちゃんと考えるべきだと思っています。
私は色んな価値観・考え方を持つ人と出会って新たな刺激を得ることが好きなので、ただ一つのコミュニティに属するだけじゃなくて次から次へと出会いがあるような生活がしたいですし、色々な方面で学びが続けられるようなライフスタイルを目指したい。
だから、研究職と絞らずそれにマッチした仕事をしたいと思います。ライフスタイル自体も模索中ですが、今のところは海外の大学院進学を目指して日々勉強中です。
-なるほど、海外で学んだようにまずはライフスタイルを考えることを大切に思ってらっしゃるんですね、勉強になります。では、ずばり宍倉さんの人生のモットーはなんですか?
うーん、そうですね…二つあって、一つ目は「他人に優しく自分に厳しく」。これは高校からずっと自分の中で思っていることです。この逆ってやりやすいんですよね、他人の粗探しをしたりサボったり。
でも他人に優しくすることでいつか自分にもメリットがあると思いますし、いつも向上していたいという思いが強いので甘えず厳しく自分を律していきたい、という考えでこれを大きく掲げています。
そして、ちょっと辛いことがあった時に思うのが、「肉を切らせて骨を断つ」。ある程度やられても辛いことがあっても、肝心なところではちゃんとやり返してやる、という(笑)
-向上心の高い宍倉さんらしくて素敵です。最後に、日本の大学1,2回生に一言お願いします。
色んな大学生活があると思うけど、今を楽しむだけじゃなくて将来のこともちゃんと考えるのが大切かな。将来の事についてどう考えていいかわからない人は、とにかくいろんな人の話を聞くといいです。
自分の周りにいる人に話を聞くのが一番早くて楽だと思うんですけど、それだと同じような考え方の人にしか話を聞けない。だから、ちょっと違う方面に足を伸ばしてそこにいる人に話を聞いたりとか。
それで、「こういう生き方があるんだ」「こういうものを大事にして生きることができるんだ」とかそういう気づきをたくさんしてほしいと思います。
-ビックイヤーを通じても、そういう気づきをしてもらえるよう私たちも頑張りたいです。本日は素敵なお話をありがとうございました!
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Follow @bicyear京都大学文学部4回生。現在ミュンヘン大学に留学中。好きなものは芸術と宝塚。競技かるたサークルと三大学合同交響楽団に所属。文化人を目指して生きていきたい。
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