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社会人インタビュー

かるた名人×頭脳王×首席合格者。後輩が訊ねる「粂原 圭太郎の全て」。(前編)

Writer|木原 弘貴 Writer|木原 弘貴
  • 読了目安時間:10分
  • 更新日:2019.4.17

粂原 圭太郎(くめはら けいたろう)、京都大学経済学部卒業。学習塾「粂原学園」代表。第65期名人決定戦で初のかるた名人位を獲得。頭脳王やさんまの東大方程式などのテレビ出演に加え、執筆活動も行なっている。前編では「粂原学園」代表の一面に迫る!

粂原学園とは?

-本日はお忙しい中、有難うございます。始めに自己紹介も兼ねて、粂原さんの普段やっておられる活動について教えてください。

主に二つあります。一つは競技かるたの名人としての活動です。具体的には、競技かるたの大会への参加や普及を目的とした活動などになります。そして、もう一つは自身が代表を務める、オンライン学習塾「粂原学園」の運営ですね。

-まず粂原学園について詳しくお聞かせ願います。

粂原学園は大学受験をメインに置いている団体です。私が学生時代に立ち上げました。生徒さんとしては小学生から50歳程度の大人の方まで、幅広い方に在籍していただいております。

対象を絞っているというわけではありませんが、普通の塾に合わなかった生徒さんが多いのかなと思いますね。

-粂原学園の特徴について教えてください。

そうですね。粂原学園では通常の授業も行います。しかし、それよりも重視しているのが、自習の時間に対するサポートになります。なぜなら、自習の時間にいかに効率よく勉強するかどうかが、受験の合否に一番影響すると考えているからです。

というのも、受験勉強のうち8・9割の時間は自分で勉強している時間じゃないですか。

なら、その時間の使い方って自ずと大切になってきますよね。じゃあ、その時間に何をどうやって勉強していけば良いのかに関して、受験当日までトータルプランニングしていくといった形で、生徒さんのサポートを行なっています。

また、時にはやる気が落ち込んでいたり、自信を失っている生徒さんに対して、叱咤激励をしてあげたりと。本当に、コーチみたいな存在だと思います。

-粂原学園はどのようなメンバーで運営されているのでしょうか?

運営メンバーは私含め数人です。代表的なメンバーの一人を挙げると大垣元紀さんですね。彼は現在京大の博士課程に在学中で、数学科の院を首席で行ったこともあるんです。

現在、理系科目を担当してもらっています。他には京大の4回生の下前ですね。彼は大学で地理を専攻しており、地理を担当してもらっています。また、彼は事業部長も兼任しています。

他にも、主に学生さんのスタッフに働いてもらっているといった形ですね。

-大垣さんを初め、スタッフのみなさんは粂原さん自身が直接リクルーティングされた方なのでしょうか?

これまでは私が知り合いを中心に直接リクルーティングするという形を取っていました。しかし最近、下前さんがしっかり活動してくれたことで変わってきましたね。

-どのように変わっていったんですか?

例を挙げると、京大の生協を通してアルバイト募集をかけるといった形が出てきました。そこで実際、雪だるまプロという映画研究会に所属している学生さんを採用させて頂いたんですよ。

彼には現在映像編集などに携わってもらっています。積極的に外の血を入れていこうとなっていますね。

-組織運営をする中で、内輪から外の血を入れる段階への移行は大変のように思うのですが。

大変というより、私の場合、内輪の組織にしてしまうんですよね。最初にお会いして、入るかどうか分からない段階から一緒にご飯に行って、飲みに行ってという感じです。

その中で、友達ぐらいに仲を深めていって。最終的には一緒に働く仲間になってもらうといった形なんですよ。もちろん、これから先、私の知らない社員がいるという世界にしていきたいと思っていますが、まだ、その段階には来ていないので。

現在はまだ社長である私と最前線で働いてもらっている講師陣との距離がとても近い状況で組織運営を行っています。


>> 次頁「見当違いな努力をなくしたい!〜粂原学園設立の想い〜」

 

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