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社会人インタビュー

常に誇れる仕事を。陶器と写真、各々の道で精進を重ねる、ある若夫婦のリアルストーリー。

Writer|ビックイヤー編集部 Writer|ビックイヤー編集部
  • 読了目安時間:10分
  • 更新日:2019.5.22

行動することで何かが変わるかもしれない。

Photo by. takumi YANO

-前職は自動車メーカーでエンジニアとして働かれていたということですが、具体的にどのようなお仕事をされていたのでしょうか?

ユキガオ 生産技術部門で、生産設備の導入や開発などをしていました。

よく現場(工場)とオフィスを行ったり来たりしていましたね。

-なぜ、そのお仕事に就かれたのでしょうか?

ユキガオ 特別、自動車が好きとかではなかったのですが、当時はちょうどハイブリット車が世に出だした頃で、ハイブリット車に関する機能の開発などに携わる仕事が出来ればと思って。

結局、そういった仕事には全く関われませんでしたが(笑)

-前職にはどの程度の期間、在籍されたのでしょうか?

ユキガオ 新卒で入社して10年程です。ただ、入社3年目頃からいつか辞めたいとは思っていました。

-それは入社前に関わりたいと考えていたハイブリッド車関係の仕事ができなかったからでしょうか?

ユキガオ もちろんそれもありますが、それ以上に日々の業務が、肉体的にも精神的にも大変で・・・。

従事するプロジェクトや時期にもよるのですが、朝、日が昇らないうちに出社して、深夜に帰宅というのが何週間も続くということがあったり、仕事中に体調不良で緊急入院したこともありました。

また、会議で役員への説明がある日はプレッシャーも凄くて、元々、私がプレッシャーに強くないのもあると思うのですが、通勤中に行きたくなさ過ぎて涙が止まらなかったりしたこともありましたし。

-それでも10年近く勤められたのには何か理由があったのでしょうか?

ユキガオ 次にすること(したいこと)が見つかっていなくて、今辞めてもどうしようもないなと思って、なんとか踏みとどまっていました。

なので、陶芸と出会う前から会社に勤めながらではありますが、色々とチャレンジして次にすること、したいことを模索し続けていました。

-どのようなことをされていたのでしょうか?

ユキガオ ジェルネイルを自分でやってみたり、ファイナンシャルプランナーの資格を取ったり、ブログを始めたりと、興味を持ったモノは積極的に取り組んでみました。

-色々と行動された結果、陶芸と出会うことができたのですね。

ユキガオ そうですね。それ自体が仕事になるとは思えないようなことでも、それをキッカケに何かが変わるかもしれないと思って、色々と積極的に取り組んでいました。

それこそ小説を執筆しようとしていたこともありましたし(笑)

もちろん長続きしなかったモノもありますが、FPは最終的に2級まで取得し、その知識がフリーランスとして活動している今の経理に生かされていますし、ブログも陶芸家としての貴重な情報発信の場となっていて、今も続けています。


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