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社会人インタビュー

年収100万円から1億円。元P&Gトップセールスが選んだ実力主義の世界。

Writer|ビックイヤー編集部 Writer|ビックイヤー編集部
  • 読了目安時間:12分
  • 更新日:2016.09.07

鼻先にニンジンをぶら下げるようなやり方はフェアではない

–P&G Japanを退職される際、引き留めなどなかったのでしょうか。

ありました。私の場合が一般的かは分かりませんが、最初上司と話し合いまして、次に部長、そして最後は本部長とお話させて頂きました。

–具体的にはどのようなお話があったのでしょうか。

それこそ「○○のお客様を担当させてあげるよ」であるだとか「○○のポジションどう?」みたいなお話はありました。

–それで心揺れたりしなかったのでしょうか。

むしろ、やはり自分の転職という判断は間違ってなかったなと思いました。

–と言いますと?

クリアな白い評価体制はここにはないんだなと改めて教えられたと言いますか。「辞めます。」と言った途端、昇進ではないですが、そのような鼻先にニンジンをぶら下げるようなやり方はフェアではないですし、やはり受け入れることは出来ないと思いました。

自分がお客様だったら、どのような人に担当して欲しいかを常に考える

–最後に現職についてもう少し詳しくお話をお聞かせ下さい。外資系金融機関ということですが、具体的にどのようなお仕事をされているのでしょうか。

平たく言ってしまえば生命保険のセールスになります。しかし、多くの場合それだけではなく、お客様の資産運用なども含めたトータルなライフプランをお客様と一緒に作り上げていきます。そのためお客様の支出を一緒に見ることもあります。金融商品のコンサルタントと言えばいいでしょうか。

–商材が前職の一般消費財から生命保険という金融商品に変わりましたが、気を付けておられることはありますか。

商材が変わったからというわけではありませんが、自分がお客様だったら、どのような人に担当して欲しいかを常に考えるようにしています。例えば前職の頃は株などに疎かったのですが、今は自身の勉強の一環として取り組んでいます。私だったら株もやったことない人に金融商品の担当について欲しくはないですからね。また弊社は広告を一切打たないんですね。そのため新規のお客様は既存のお客様のご紹介がほとんどです。つまり目の前のお客様の満足度をいかに高められるかが、その先を大きく左右します。お客様を正しく理解し、膨大な金融商品の中から、そのお客様に合った最適な設計を出来るか、一回一回が真剣勝負です。

–前職に増して、努力されているようですね。転職されて半年以上になるそうですが、手ごたえの程は如何でしょうか。

今現在で50人程のお客様を担当させて頂いておりますが、本当の勝負はこれからだと思います。特に最初の3ヶ月は自身の友人、知人でなんとか数字を残すことは出来ますので。

–ここからですか。収入面はどうでしょうか。

仮に今のペースで数字が残せれば、前職の3、4倍近くの年収にはなる見込みですが、正直まだ全然分かりませんね。

–3、4倍ですか!?最低でも2000万円以上の計算ですよね(笑)

あくまで今のペースが続けば、です。私の周囲にもお客様からのご紹介が続かず、苦労している人もいますから。

–ホント大変なお仕事を選ばれましたね。

数字が全ての世界ですから。でも、このような世界を求めていましたので、大変ですが、充実した日々を過ごせていると思います。

–本当に長時間の取材をさせて頂き、またご家族のことまで包み隠さずにお話頂き、誠に有難うございました。

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