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社会人インタビュー

研究職で得た知見を新規事業支援へ。「インキュベーター」の役割とは。

Writer|ビックイヤー編集部 Writer|ビックイヤー編集部
  • 読了目安時間:12分
  • 更新日:2017.01.26

新卒の就職先としてシンクタンクはお得でお勧め

-メーカーとシンクタンクの両方を経験されたわけですが、新卒の時点ではメーカーなどの事業会社に行った方が良いと思いますか? それともシンクタンクやコンサルティングファームに行った方が良いと思いますか?

私は新卒でシンクタンクや経営コンサルに行くのはアリだと思います。若い頃こそ、色々な業界の偉い人に会って、嫌な思いもして、頭もフルに使って、という経験をした方がいいと思います。そして3年程シンクタンクやコンサルティングファームで経験を積んだら、メーカーなどの事業会社へ転職するというのがいいんじゃないかなと思います。もちろん向き不向きなどありますが、専門分野も特になく、特別にやりたいこともないけど、漠然とビジネスで活躍したい、成功したいという想いがあるのであれば、私はお勧めします。かつシンクタンクは国としてどうすべきかであったり、国際情勢を鑑みたりしなければならない案件を扱うことも多いので、コンサルティングファームに比べ1つ1つの案件の規模が大きく、スパンも長いです。そのため「自分が国を動かしている!」じゃないですが、日本に愛着があるならロマンを感じられる仕事は多いと思います。またシンクタンクはほとんどがどこかの大きな会社の子会社なので、稼ぐことをそこまで求められておらず、目先の利益に囚われることなく仕事ができる環境にあります。コンサルティングファームは稼いでなんぼの世界なので、そういった観点でも新卒の就職先としてシンクタンクはお勧めだと思います。

-最後に、今後どのようなキャリアを歩んでいきたいと考えていますか?

現職のシンクタンクは良い会社だと思います。一方で、仕事柄、起業した人と接する機会も多く、自分で会社をやるのも面白そうだなと思います。なので、正直まだどうするか分からないですね(笑) ただ、私は誰かの役に立ちたいとかの、いわゆる“ヒーロー願望”が強くありません。それよりも日々、何か面白いことをして楽しく過ごしたいベクトルの方が強いので、結局その時々で面白いと感じることをやっていくように思います。

-大変お忙しい中、長時間お時間を頂き、誠に有難うございました。

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