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自分なりの答えを探して。ミス総理大臣コンテストから始まる本当の社会課題解決。

Writer|ビックイヤー編集部 Writer|ビックイヤー編集部
  • 読了目安時間:9分
  • 更新日:2017.4.3

-もしかしたら草田さんは大学に入る前、大学教育というものにとても期待値が高かったのかもしれませんね。

期待値というか、そうですね、「自分が学びたいことが学べるところ」ということは期待していました。高校とかだと全ての科目とか分野において一方的にこれをしなさい、あれをしなさいとなるじゃないですか。大学だと自分が選びたい授業があって、受けたい授業が取れると思ってたんですね。

もちろん、ある程度は選べます。専門科目と一般教養があって、その中から選択するといったものとか。でも選択の幅にも限界があるし、それに文系の学部だと周囲のモチベーションもあまり感じられない場面があります。

例えば理系学部だとものすごく大量の課題があったりとか、するべき勉強がとても多くて、学問に没頭するんですよね。対して(すべてではないですが)文系学部だと比較的に時間的余裕があるにも関わらず主体的に学問に取り組まず、したいことも見つからず、頑張っている人を「意識高い系」と言ってしまう。なんかそれで1年を終えるのってすごくもったいない気がしたんです。

-そこでミス総理大臣コンテストに話が繋がるということですね。ちなみにどういうきっかけでミス総理大臣コンテスト出場を決めたんですか?

私が1年生から2年生になる春休みに、つまりちょうど1年前になるんですが、友人に勧められて渋谷区の区議のところへインターンに行くことになったんです。

この主幹となっているのが、若者と政治を結ぶNPO法人ドットジェイピーという団体なんです。そこでは、議員へのインターンに加えて、独自に「未来自治体」という30年後の自治体について考えるというコンテストがありまして、それの主催者がミス総理大臣コンテストを主催された山名さんだったんです。

それでこういうことやりたいから、ぜひ彩夏ちゃん出てよってお誘い頂いて、それでよし出ようと。

草田さんは未来自治体全国大会2016において、政策立案にて関東地域優勝
http://zenkokutaikai2016.miraijichitai.com/

-それで実際にミス総理大臣コンテストの結果はどうでした?

投票は2017年の1月末くらいからでして、事前投票の結果では圧倒的に東大の鈴木柚里絵(すずきゆりえ)さんが一位でした。もともとメディアの露出もあったりTwitterのフォロワー数も7000人以上とかで、WEBの事前投票では敵わないなと。

それで、当日のプレゼンであるとか、審査員の方からの票だとかは頂けて、当日の票だと1位だったんですが、結果としてはグランプリを逃しまして、「審査員特命大臣・ミス1億総活躍担当大臣」というものを受賞させて頂きました。

-当日の投票では勝っていたのに、結果として負けてしまった。その時「悔しい」って思えましたか?

悔しい!って思いました。その場、当日の投票ではご支援を賜われたのに、総合的な結果で「グランプリは鈴木さん」と言われた時にやっぱりそうか・・という気持ちとともに、なんで負けたのかということを考えました。

まず、WEBの事前投票で圧倒的に負けていたということに対して、マーケティング能力とか努力という点で負けていたんだなと。ツイッターとFBでの拡散で多くの方に応援していただけたという事は事実です。

ただ具体的には「ハッシュタグを用いた戦略」や「ミスコン候補者をフォローしている方を積極的にフォローする」等の所謂「ミスコン」の戦略で完全に負けていました。その詰めが甘く、そこで負けた現実が悔しかったです。

WEBの事前投票では政策という点が掲載されず、写真と経歴だけが表示されて、「どれにしますか」というものだったので、もともとミスコンなどに出ていた人や鈴木さんのように色んな媒体に出ていた人が、有利になるということは当然でした。

政策で見てほしいという気持ちも募りましたが、負けたということを認めて糧にしたいと思います。


>> 次頁「実際に触れた貧困。ひとりひとりの顔を思い浮かべた支援がしたい。」

 

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