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老若男女が利用する“タダ”なカフェ!? ネオ・デジタルネイティブが目指す地域活性化。

Writer|ビックイヤー編集部 Writer|ビックイヤー編集部
  • 読了目安時間:6分
  • 更新日:2019.1.7

2018年秋、京都に無料(タダ)でドリンクを提供するという謎のカフェがオープン。その名も「Tada café」。しかも学生のみで運営しているという・・・。どのようなカラクリなのか?本当に無料なのか?何を目的に活動しているのか?など気になる点をTada café 営業部で活躍する現役の同志社大学3回生Sさんにお伺いしました。

1,500人超/月。老若男女が利用する無料(タダ)!?なカフェ。

-本日はお忙しい中、お時間を頂き誠にありがとうございます。早速ですが、まず初めにTada caféとはどういったカフェなのでしょうか?

その名の通り、無料(タダ)でドリンクを提供するカフェです。

なぜ無料でご提供できるかと言いますと、様々な企業様から広告委託を受けており、お客様にそれらの広告を見て頂くことでドリンクを無料でご提供しております。

-広告収入で成り立つカフェということですね。

はい。一般的なカフェだとお客様から料金を頂きますが、Tada caféはそこを企業様からの広告収入でまかないます。

具体的には、ご来店頂きますと最初に30秒程の広告(動画やスライドショーなど)をご覧頂きます。あとは一般的なカフェと同じようにお好きなドリンクをご注文頂くという流れになっています。

-私も実際に体験させて頂きましたが、注文前にタブレットでスライドショーを閲覧すること以外は普通のカフェと同じで、逆に驚きました。もう少し色々としなければならないことがあるのかと思っていたので。

店内にはデジタルサイネージで広告を掲載していたり、テーブルにフライヤーなどが置かれていたりしますが、仰る通りご注文前に広告を見て頂くこと以外、普通のカフェとほとんど変わりません。

-オープンされてまだ日は浅いですが、お客様の入りはどうでしょうか?(取材は昨年12月上旬に実施)

波はありますが、ざっくり平日だと1日あたり50人程度、休日だと100人程度です。正式なオープンは11月18日ですが、10月上旬よりプレオープンし、お客様にご利用頂いております。

-どのような方がご利用されているのでしょうか?

曜日や時間帯によりバラバラなのですが、平日は近隣のおじいちゃん、おばあちゃんやビジネスマンの方がご利用になられることが多いです。ビジネスマンの方はFree Wifiを完備していることもあり、ちょっとした打合せなどでもご利用頂いているようです。

また夕方以降は学校帰りの学生のご利用が増えますし、休日には小さなお子様がいるファミリー層のご利用も多いです。もちろん京都ということもあり、観光客のご利用も多く、海外からのお客様もチラホラ見受けられます。

老若男女ではないですが、本当に様々な方にご利用頂いております。


>> 次頁「営業電話も学生自身で。高校生も参加する学生運営なカフェ。」

 

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