「はたらく」のミスマッチをゼロに。

spotlight

トップスピードで走り続ける京大生、日野湧也。その思考や信念に迫る。

Writer|細辻 あおい Writer|細辻 あおい
  • 読了目安時間:7分
  • 更新日:2019.1.29

日野湧也、アメリカLA出身。京都大学法学部2回生。前回の取材から1年、今や頻繁にテレビやSNSで話題を呼ぶようになった彼は、現在どのようなことを考えているのか。キャップ投げの普及から自らのグローバル観まで、今を時めく日野さんの考え方に深く迫る。

結果を信じて努力する。セルフスターターに必要なこと。

-本日はお忙しい中、お時間いただきありがとうございます。まずはキャップ投げについて伺っていきたいのですが、前回お話を伺った去年と比べて、現在キャップ投はかなり普及が進んでいますよね。

そうですね、普及の計画として毎年テーマを決めているのですが、その計画通りに順調に進んでいると思います。

1年目は「種まき」、つまり認知を広める段階ですね。ストリートパフォーマンスや変人枠としてのテレビ出演などを通じて、競技のことを頭の片隅にでも残してもらえたら、と活動を続けました。

2年目は「開花」、つまりブームを起こして実際にキャップ投げを行うユーザーを増やす段階です。テレビ出演50本以上、プロ野球選手など様々な有名人とのコラボ、CM出演や、イタリアのトリノで行われたジャパン・ウィークへの参加などはその大きな結果だと思います。

実際に多くの高校、大学でキャップ投げの同好会もできています。

でも、ただの流行で終わる気はさらさらありません。3年目の今年のテーマは「定着」です。

メディア露出や派手な活動はおさまっていくと思うので、やはり定着が大事です。そのためにプレイヤーとの接触、人間的な関わりを大切にしようと思っています。実際にこちらから教えに行ったり、試合をしたりと、その人たちの中に深く経験を刻み込めたらな、と思っています。

直近で言うと、今度児童館に直接教えに行くことが決まっています。

-なるほど、毎年テーマを決めるというのはよい試みですね。でも、日野さんみたいに新しい事を始める人は多いですが、そうやって時間をかけて定着させていく段階まで持っていけるのは、なかなか誰でもできることではないと思います。

そうですね。そのような何かを始めるセルフスターターは、最初はみんなモチベーションが高いんですが、そのままモチベーションを自分で保ち続けられる人って1割もいないと思います。

僕のモチベーションが切れない理由は、将来出るであろう結果を担保にしているところにあると考えています。どんなにやる気があるセルフスターターでも、結果が出なかったらやる気って続きませんから。

いつまでも自分でやる気を燃やせるわけではないので、自転車操業みたいに結果を前借りしてるんです。

セルフスターターは、今その瞬間を見るとめちゃくちゃ恥ずかしいことをやっているんです。結果が出てない段階で、一人で頑張ったりするとバカにされるし楽しくないし、そもそも結果なんて最初は出ないし。

でもやっぱり、将来こうなるっていう確固たる自信や信念があるからできるんです。お金や結果がなくても。でも、いつまでも結果が出ないと自分のモチベーション、自分の行動に対するやる気って尽きていっちゃいます。

だから、長く続けるためには結果を出すことは必要ですね。

-いつか出るはずの結果を信じて努力して、そしてちゃんと結果を出す、という事が継続的なモチベーションのために大切なんですね。


>> 次頁「大切なのは「分析力」と「行動力」」

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter で[公式] ビックイヤーをフォローしよう!