社会人インタビュー
研究職で得た知見を新規事業支援へ。「インキュベーター」の役割とは。
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Writer|ビックイヤー編集部 |
- 読了目安時間:12分
- 更新日:2017.01.26
就活の軸は“老若男女かつ違う民族の方にも資する”
-前職は日用品メーカーにお勤めだったとお伺いしています。
はい、大学院修了後、新卒で入社しました。第一志望でしたし、どうしてもその会社に入りたかったです。
-どの部分に魅力を感じられましたか?
私は農学部出身なのですが、農学部では食品や食品に関する微生物(味噌や醤油など)の研究も行います。ビタミンの研究で多大な功績を残された日本が誇る学者、鈴木 梅太郎氏(※)が出た学科ということもあり、栄養に関する研究も盛んで、私自身も味の研究をしていました。
そのため、周りは食品業界に就職していく人がほとんどでしたし、大学の先生方が持つパイプも食品業界の企業がほとんどでした。ただ当時の私は、今はそんなことないのですが、昔からある日本の食品業界の企業に対してローカルかつモノカルチャーなイメージを持っていました。また就活の軸として“老若男女かつ違う民族の方にも資する”ということを重視していたこともあり、日本の食品業界へはあまり行きたいと思えませんでした。先生方からキッコーマンや日清食品などの企業を勧められたりもしたのですが・・・。一方、私が入社した会社は日用品メーカーですので、食品業界の企業とは異なるイメージを持てました。また当時、国が進めていたトクホ(特定保健用食品)に上手く乗ることができ、健康油や機能性飲料などの食品事業で急成長していました。もともと食品事業は地方にあった工場で細々とやっていた事業で、会社の中でも亜流だったのですが、この成功により事業が東京に移ったほどです。この会社なら当時の私が抱いていた食品業界に対するネガティブなイメージがなく、かつ会社としても勢いのある食品事業に携われることを魅力的に感じました。
-他に検討された会社などありましたか?
もし入社した日用品メーカーがダメだったら、香料メーカーに行きたいと思っていました。
-香料ですか。
香料メーカーはお菓子メーカーなどの食品メーカーや日用品メーカー、さらに飲料メーカーにも繋がりがあり、凄く拡がりのあるビジネスをされています。実は香料のトレンドで飲料のトレンドが決まったりすることも多く、社会に対して大きな影響力を持っているんです。
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