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ミス・インターナショナル2018日本ファイナリストが語る、“美しさの本質”。《後編》

Writer|遠藤 季夏 Writer|遠藤 季夏
  • 読了目安時間:9分
  • 更新日:2018.1.24

美しさの秘訣は、ハッピーオーラ!

中谷萌

-では、中谷さんの考える「美」について教えて頂けますか?

最終的に、やっぱり大事だなと思ったのが「ハッピーオーラ」ですね。これが一番!

やっぱり美しい人を見たらこっちもハッピーになるじゃないですか。「綺麗やなあ〜」と思ったりして、だから自分がそのオーラを発し続けられる人になりたいんです。

そのためにはやっぱり「ネガティブな言葉」とかも発したくないし、「常にポジティブに考えて、みんなに元気を与えられる人」になりたいんですよ。自分も頑張るけど、自分の頑張る姿を見て誰かに頑張ってもらうっていうのが一番すごいと思うので。

私は楽しいこととかもとても好きだし、友達とおしゃべりするのも好きだから、「いつも笑ってんな!」って昔からよく言われるんですよ。

家族にも「萌は笑顔でおる時が一番やで」って言われていたので、常に笑っていようというか、今自分が置かれている一瞬のことも全部プラスに捉えて楽しもうと思ってます。大変なこともあるけど、大変なことを前面に出すのは違うな、って。

-なんでも楽しめる心を作るのには精神力がすごく必要になると思うんですけど、ポジティブで居られない時ってないんですか?

あります。でも、なんていうんですかね…こういう性格であんまりネガティブなイメージが周りにないからこそ、私もネガティブな言葉を発したくなくって。

逆に、しんどいこととかがあっても自分の中にためて解決しちゃうので、 溜め込みすぎないようにと言われることもありますけど。ただ、悲しいとかしんどいとか思ってるのを、誰かに伝えたり口に出すことで、その悲しさとか辛さが倍増する気がするんですよね。

私がマイナスなことを言ったところで誰も幸せにならないというか、誰にもいいイメージ与えないし、なるべく外に出さないようにしています。

-本当に素晴らしい心がけですね…尊敬します。対して、外見的な美に関して、食事制限とかもあったんですよね。

食事は野菜プラス良質なタンパク質が中心で、スナック菓子とか甘いジュースとかは全然食べてなかったんですけど、食事の前にゆっくり「いただきます」を言うと、セロトニンという幸せホルモンが出て、満腹感がアップするよって教えてもらったので、そうするようにしていました。

やっぱり食に対する意識は変わったし、完全に和食派になりましたね。今までだったらカフェとかに入ってケーキとかパンとかパスタとか食べてたんですけど、今は意地でも定食屋さんを探して、サバの味噌煮定食とかを食べてます。

小麦はあまり食べない方がいいということだったので、和食って素敵!と気づいたのもあって、定食屋さんには本当に敏感になりましたね(笑)

-話題が少し変わりますが、やりたいことなど「これからのこと」について聞かせてください。

終わって、やりきったというのはあるんですけど、また何かしたいという気持ちも芽生えるようになってきて。美しくなるためのヘアメイクとかももちろん興味あるんですけど。

私には夢があって、若い子に限らず、輝く女性をピックアップして取材してテレビ番組を作りたいと思ってるんです。

ミス・インターナショナルとかのコンテストもそうなんですけど、自分が経験してきたからっていうのもあって、可能性に満ち溢れた人たちを育てるようなことをしたいなって。

-割と裏方に回りたいって感じなんですね。

マネージャーも結構好きでやってるし、そういう裏方の仕事とかも向いてるかなと思うので。自分がまた次のミスコンに出たいとかはあんまりないです。

ラグビー部のマネージャーもやっているからより一層感じるとは思うんですけど、スタッフさんなしでは作れなかった大会だと思うし、そういう人たちがいないと私たちも成り立ってないし、だから、次は逆に、自分が輝かしてもらった舞台の土台を作る側に回りたいというか、輝いている人たちを応援する立場、輝かせる舞台を作る立場になりたいなという感じです。

-女性を中心に、輝く人の背中を押せる存在になりたい、と。

そうですね。だから、テレビとかメディア関係の仕事には就きたいなと思ってます。ミス・インターナショナルも女性の社会進出を推している団体だったし、私は女子大に通ってるし、三姉妹で女の人たちに揉まれて育ったという感じなんで、そういう意識は高いのかなと思います。

-本当に素敵です。では、最後に、中谷さんにとって「働く」とはなんですか?

「働く」って私にとったら自分の幸せでもあり、その自分の幸せが他人の幸せに繋がることやと思っていて。自利利他という言葉を教えてもらったんですけど、その自分の幸せを他人に分け与えるくらいの心の余裕を持っておきたいなと思っています。

自分ができなかったことかを環境のせいにするとかも違いますし。ただ、その自分が働く上で自分が楽しくないことはやって行きたくないというか、自分が楽しいと思うことを仕事につなげたいので、自分が働いて好きなことをしながらも、他人の、誰かの幸せに繋がったらなあというか。

-起業とかも考えられているんですか?

さっき私のベストパーソンって言った指導者の方は、起業とかもしてはいますね。いろんな活動とかもしていて、いろんなところに自分のコミュニティを持ってるし、自分の能力とか美しさとか、自分の持ってるものを最大限に活かしているという感じがします。

美しさって、モデルだけが求められるものじゃなくて、一般女性でも、お年を召した方でも、誰しもが持っていて悪いものじゃないし、自信にも、生き方にも繋がると思うんです。その方は今幸せだろうし、自分のしたいことをしてるだろうし、それが人の幸せにも繋がっているという最高のサイクルは、いいなあと思います。

-みんながそうあればすごくいい世の中になりますよね。

そうですよね、でもそうはいかないんですよね。社会人って大変なんだなあと姉とかを見ているとすごく感じます。ミス・インターナショナルに出させてもらってこういう経験をさせてもらったからこそ伝えられることとかもあるんじゃないかと思うので、もっとこういうことを発信していけたらなあと感じています。

-きっと背中を押してほしい女性ってたくさんいると思いますし、そういう方の光になってほしいです!今日はお時間ありがとうございました。今後のご活躍を楽しみにしていますね!

 

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