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座学から実践へ!自分で考え、動く自律移動型ロボットを学生で作るTrial。
Writer|ビックイヤー編集部 |
- 読了目安時間:7分
- 更新日:2019.2.4
動機は三者三様だが、目指すは同じく優勝!
-そもそもロボカップに参加された経緯といいますか、動機は何だったのでしょうか。
坂本 私は小さい頃からロボットに興味があって、2回生の頃にこのプロジェクトを知って参加しようと思いました。
-ロボットに興味を持つようになったキッカケは何かあったのでしょうか。
坂本 小学生の頃にちょうど犬型のロボットAIBOが世に出だして、それでロボットに興味を持つようになりました。
-確かに当時、凄く話題になりましたね。実際に購入されたりしましたか。
坂本 いえ、持ってはいなかったのですが、AIBOに出会ってロボット全般に興味を持つようになりました。
-田中くんはどうでしょうか。
田中 僕は自分からというよりかは、配属先の研究室の先生から参加してみないか?と誘われたのがキッカケです。
なので、はじめはロボットと言われても、あまりイメージは湧かなかったですし、当時のやりたかったこととは違いましたので・・・
-やりたかったこととは何だったのでしょうか。
田中 VRやARです。当時は卒業したらゲーム業界に就職したくて、VRやARを研究することで少しでもそういった道に進めるよう準備しておきたいなと思っていました。
ただロボカップを通じて、物体認識の難しさ、奥深さに触れ、物体認識の研究にやりがいを感じるようになりました。
今では物体認識の研究をもっと頑張って、ロボットなどに実装し、世の中に発表していきたいなと考えています。
-森田くんはどうでしょうか。
森田 僕は大学に入るまでパソコンとかほとんど触ったことがなくて、もちろんプログラミングの経験もなかったです。
なので、1、2年生の時にはC言語をメインに基礎的なことを勉強していたのですが、基本的なアルゴリズムの勉強などは座学中心で、実際これってどう使えるのかよく分からなかったんですね。
そんなときにロボカップのお話を聞いて、自分が今まで勉強してきたことがロボットを開発する際に、どう使えるのか興味があったので参加しました。
-実際に参加してみてどうでしたか。
森田 ロボカップに参加するまでは何かを学ぶ際、基礎から積み上げていく、教科書的な勉強法しか経験がなかったのですが、ロボカップを経験したことで、目の前に作りたいモノがあって、それを実現するのに必要な部分だけに絞って効率的に実務的に学んでいく勉強法を経験出来たことは凄く良かったかなと思います。
-社会に出ると、基礎から体系立てて学んでいくことよりも、必要な部分に絞って学び、即実践していく方が多いと思いますので、それは凄く良い経験をされたかもしれないですね。では、最後に次回のロボカップに向けての抱負をそれぞれお伺いしてもよろしいでしょうか。
田中 優勝を目指すのはもちろんなのですが、参加チームの中で1番精度の高い物体認識を実現して、次々回やその先の競技会でも通用する、アップグレード開発が必要ないくらいの完ぺきなモノを作りあげたいです。
坂本 前回はケアレスミスなどもあったので、まずは準備をしっかりとして本番に臨めるようにしたいです。また、後輩も新しく入ってきましたので、皆で力を合わせて次こそは優勝できるように頑張りたいです。
森田 今年のチームには1年生も参加してくれているので、自分のことはもちろんですが、後輩のサポートもしていければいいかなと思います。それによって、チーム全体を底上げし、今年こそは優勝したいです。
-3人とも取材を受けることは初めてということでしたが、色々とお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。次回のロボカップでの、O.I.T. Trialのさらなる活躍を期待しています!
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