社会人インタビュー
就きたい職は自分で作る。地方で生きる若者の挑戦。
Writer|ビックイヤー編集部 |
- 読了目安時間:9分
- 更新日:2019.4.4
食育版こどもチャレンジ!?
-地域おこし協力隊になられて、収入面に変化はありましたか。
教員の頃に比べると、やはり落ちます。ただ、地域おこし協力隊は副業OKなので、他にも様々な活動で収入を得ています。
-例えばどのような活動をされているのでしょうか。
ファスティングってご存知でしょうか。
-すいません、分かりません汗
日常生活を送りながら断食を行う1つの方法になります。
近年の栄養学では、サプリメントなどで不足しがちな栄養素を補う、プラスの健康づくりだけでなく、食べない期間を設ける、マイナスの健康づくりも非常に大切なことだと言われていて、日常生活を送りながら行うことが出来る断食、ファスティング(Fasting)が注目されています。
-そうだったんですね。
で、私はファスティングを実施したい方のサポートをさせて頂いております。
-管理栄養士の知識を活かして、ということですね。
もちろん管理栄養士の知見も活かせますが、ファスティング自体の勉強も行っていて、資格も取得しています。
ファスティング、断食を経験されたことはありますか?
-いえ、全く。
断食をすると分かるのですが、「食べない」って驚くほど暇なんですね(笑)
-暇?
現代人ってお腹が空いたから食べるのではなく、空き時間を潰すために食べていることが非常に多いんですね。断食をすると、これがよく分かります。
-空腹でなくても目の前にあれば、つい食べてしまう方は案外多いのかもしれませんね。
断食は身体に対して良い作用があるだけでなく、自身の食習慣、傾向などに気付ける機会でもあります。
-ファスティング・・・覚えておきます!そろそろお約束のお時間になりましたので、最後に1つお伺いしたいのですが、今後、取り組みたいことや計画されていることなどありますでしょうか?
いくつかあるのですが、1つは“こどもチャレンジの食育版”みたいなサービスを検討しています。
-こどもチャレンジの食育版?
丹後産の食材について生産者さんを中心にその裏側を取材し、1つのテキストのようなカタチにまとめ、テキストとその食材をセットでお送りするサービスを新たに始めたいと考えています。
まずは京阪神エリアのお子様の居るご家庭を対象と考えているのですが、単にテキストと食材を送るだけではなく、お子様からのフィードバックを生産者さんに届けるような仕組みも取り入れたと考えています。
進研ゼミの赤ペン先生じゃないですが、子供が生徒、生産者さんが先生となる双方向のコミュニケーションが出来るといいなと。
-面白そうですね。
実は、このサービスは食べる通信という既存のサービスをヒントにしています。
-それはどのようなサービスでしょうか。
「食べもの付き情報誌」と言われており、生産者さんを特集した情報誌と、その生産者さんが育てた食材がセットになった定期購読型の雑誌になります。
一般的にお取り寄せグルメなどを購入すると、当たり前ですが、食材がメインでその食材に関する情報が書かれたチラシやレシピなどがオマケ程度に付いてくると思います。
食べる通信はこれが逆で、メインが情報誌で食材が付録のような立ち位置になります。
-そのようなサービスがあったのですね。
そもそも東北地方でスタートしたサービスなのですが、現在は全国に展開しています。
丹後バルの活動も、元々は友人3人と「丹後で食べる通信を出そう!」という話になったところからスタートしています。
食べる通信も裏側のストーリーをお客さんに提供しているので、私のやりたいことと近いサービスと言えますが、より子供への食育にフォーカスしようとしている点が異なる部分かと思います。
-子供への食育に携わりたいという想いは一貫しているということですね。
はい、その想いは小学校の栄養教諭になった時から変わっていません。
-本日は結婚式の準備でお忙しい中、お時間を頂き、ありがとうございました。子供への食育、地方創生など今後のご活躍を期待しています!
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