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人事部のヒトリゴト

vol.010 面接でウケる「自分の強みと弱み」の話し方

Writer|Taketo.S Writer|Taketo.S
  • 読了目安時間:3分
  • 更新日:2017.03.09

前回は「成功体験と失敗体験」についてまとめました。そしてこの「自分の強みと弱み」についても、同じように弱みの部分を上手くプラスの印象に持っていく事がポイントになります。では実際にどういう手法が考えられるか、まとめていきます。

質問の意図を理解する

これも質問の意図を明らかにしておくほうが良いかと思います。この質問は主に、「自分自身をどれほど理解しているか」という点を明らかにする事と、それを説明する能力の有無を判断する為と考えられます。

では、具体的にどういった話し方が良いのでしょうか?

強みの話し方

これは、定量的(数値)なデータがあるとベストです。スポーツの成績や学業の成績、資格取得やサークルや団体の運営における経費削減など定量的データは探せばいくらでも出てくるものです。

また、具体的な指標が無い場合も、自分がどういうスタンスでその事象(スポーツなど)に関わってきたかをまとめていく事で、自分自身の行動や選択の傾向を掴む事が出来、強みの理解へと繋がるケースもあります。

これまた仕事で得た経験則をたとえにすると、依頼された仕事を、内容とデッドライン(納期)で分類分けし優先順位をつけていた場合、業務を効率的に行っていく為の工夫をする傾向にあると考えられます。その強みは、正確に仕事量を把握する事で、「確実に仕事をデッドライン(納期)に間に合わせる」事が出来る点と、急な追加依頼を引き受け出来るかどうかを把握出来ている点と言えます。

上記のように、定量化(数値化)しづらい業務を行っていたとしても、強みを導き出す事は可能です。では、次に弱みの話し方についてまとめます。

弱みの話し方

まず、理解して頂きたい事がありますので箇条書きにします。

・一般通念上、理解出来ない弱みは書くべきではない

・弱みだけで終わってしまう内容は大幅なマイナス評価になる

・弱みは強みと対になる概念であるべき

各項目別に詳しく解説します。

一般通念上、理解出来ない弱みは書くべきではない

非情にシンプルな事ですが、私が採用担当をしていた時に、「朝が弱く、よく遅刻をしてしまう」という回答がありました。これは例え事実であっても、言うべきではないでしょう。社会通念(常識と言い換えても良いです)上、理解されない弱みは就職面接では即採用NGへ繋がる可能性があると考えても問題ありません。

弱みだけで終わってしまう内容は大幅なマイナス評価になる

弱みとは、現在足りていない能力を列挙するべきです。なぜかと言うと、それを自身を把握している事が大事だからです。そして、それを改善する為のアクションを実行、少なくとも計画している事も添えて回答するべきでしょう。業務やキャリアパスの向上に向けて努力している姿勢が見える人材が採用担当者からは好まれる傾向があります。

弱みは強みと対になる概念であるべき

全ての人に当てはまる事ではないですが、概ね、強みと弱みというのは対になって人の内部に存在している物です。

例えば、就職試験で実施される心理テスト等で、「目立つのが好きか嫌いか」という○×での選択肢があった場合、選ぶ事が出来るのはどちらか一つです。強みと弱みの関係に関してもこれらが対になっている物同士を選ぶとより合理的な印象を採用担当者は受ける事になります。

ちなみに上記の選択における一致性というのはデータで可視化され、一致率が著しく低い場合は減点になることがほとんどです。

 

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