人事部のヒトリゴト
vol.017 面接でNGになる言動
Writer|Taketo.S |
- 読了目安時間:2分
- 更新日:2017.6.8
今回は就職面接においてNG(採用見送りに繋がる減点)になる回答や行動についてまとめます。ビジネスマナーを身につけている方でも面接の際に不適切な回答や行動をしている方が一定数居ます。今一度確認をしてみましょう。
一人称が「私」ではない人
ビジネスマンのプレゼンテーションにおける一人称は、常に「私」であるべきです。時々、「僕」という自称の仕方をする方がいますが、これは年上で役職が上の方が下の方に向けて使って初めて、「場の雰囲気等を和らげる」意味のあるものです。
就職面接において、一人称が「僕」であると、その方が学部生であれば未熟に、逆に院生やドクターなどのある程度の年齢に達した方の場合は尊大な態度に見られる可能性があります。
的外れな回答
例えば、志望動機を訊かれているにも関わらず、結果として違う内容を回答してしまうという方がいらっしゃいます。これは主に、自分が話す内容をまとめられていない事から、説明が間延びし、着地点をコントロール出来なくなる方に見受けられます。
質問にはなるべく簡潔に回答する事で内容の正確性を上げ、そして追加説明を求められた時点で、補足していく事がベストだと考えられます。
柔軟性が無い
企業が人材を募集する背景はいくつもありますが、どの場合でも、物事に対して柔軟に対応出来る人材を求めていると言えます。仕事に対して強い想いを持って取り組むのは結構ですが、「この仕事しかしたくない」というスタンスを全面に押し出すのはNGになる場合があります。
自分がしたい仕事と、会社がしてほしい仕事の共通部分を増やしていける人材というのが、企業にとっては最もユーティリティの高いプレーヤーと考えられます。
自分の意見に過度の自信がある
これはなんらかの学外活動や実際にお金が動く活動などの可視化出来る高い実績がある方に多く見受けられるように思います。自分の意見に自信があるのは結構ですが、ビジネスは見方や見る面の違いによって正誤の定義が変わっていくものです。
自分の意見を強く肯定する姿勢は、一義的にしか物事を見られないイメージも付けてしまいます。自分の意見には自信があるが、それはシチュエーションによっては変わる可能性があると理解しておく事も大事です。
給与や休日の話ばかり質問する
新卒者は入社時の給与については知り得ますが、それ以降の上がり幅や役職手当などについては当然ながらわかりません、外資系の金融やコンサル会社ならばズバズバと聞いてみてもいいかもしれませんが、一般的な日系企業においては給与額の事について過度に質問をする事は採用担当側に良い心証は与えません。
また休日について質問をする際にも、部門によって変動があるかと思いますので、人事部ではなく部門で実際に仕事をしている人に土日の仕事はどれくらいありそうか伺う程度にしておく事が良いでしょう。
vol.015 プレゼンテーションスキルをさらに上げるテクニック
vol.035 面接官は「内容」よりも「論理性」を見ている。
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Follow @bicyear大学卒業後、外資系通信キャリアへ入社。その後、大手広告代理店、財閥系金融機関と業界の異なる企業への転職を成功させ、キャリアを構築。各企業で新卒、既卒、中途の採用業務にも従事しており、採用する側、される側の両方を深く理解。
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